PARIS MIKI

PARIS MIKI

MESSAGEMESSAGE

「おもてなし」は、もはや当たり前。
大切なのはその先。

代表取締役社長 澤田将広 インタビュー

三城はどのような会社なのでしょうか?

メガネチェーンというのは非常にコンサバティブな業界なんですが、三城は常に新しいことをやってきた会社です。例えば、AIをつかったCGシステムを使ってお客様の顔に合わせたメガネをつくることなんかは、今でこそ他社もやっていますが、当社は1995年ごろにはすでに導入していました。

最近の話でいうと、うちの渋谷のお店なんかは普通のメガネ屋には見えませんよね。ロックのコンサートをやったり、バイクの会社とコラボしてヘルメットや革ジャンを売ったり、ギター屋さんとコラボしてギターを飾ってその場でも販売したり。今までの既成概念というか「メガネ屋はこうでないと」という常識にとらわれず、新しい小売りの形態を作っていく、ということをやっている会社です。

でもそれは単に「新しいことをやってやろう!」ということではなく、渋谷のお客様のことを考えた結果そうなった、というだけなんです。お客様に合わせたらそうなった。

「おもてなし」はもはや当たり前で、大切なのはその先です。物を買うのであればネットでいい。じゃあお店の存在ってなんなの?ってなった時に、やっぱりそこに行く強い理由がないといけない。お客様に楽しんでいただくにはどうすれば良いか。徹底的にお客様に喜んでいただけるサービスを考え、自らマーケットを創るんだというスピリットが、当社にはあるんです。

パリミキ 渋谷店 外観

パリミキ 渋谷店 外観

マーケットを創るとは具体的にはどういうことなのでしょうか?

渋谷店を現在の形態にリニューアルするとき、キーポイントになったのは「サングラス」でした。サングラスが売れていないのは日本だけなんですよ。三城以外のメガネ屋さんでは、だいたい平均でも販売量の3~4%じゃないですかね。でも渋谷店は現在販売量の50%がサングラス。結果サングラスの新しいマーケットを創ったんですね。しかも店全体の売り上げも2.5倍になった。あのお店のコンセプトにしてからは、非常にお客様も増えています。お客様をよく見ていれば、お客様がお求めになっているものがわかる。答えは全部お客様にあるんです。そこを見極めることが、新しいマーケットを創ることにつながるんです。

パリミキ 渋谷店 店内

パリミキ 渋谷店 店内

今後入ってこられる社員さんや、学生さんに対して
何を期待されますか?

僕は23歳のころに三城に入りました。もう36年前ですけど、その時何を考えて入ったかというと、「海外に行きたい」とそれだけだったんです(笑)。そんなもんです。入った理由なんて(笑)。それで、行きたい行きたいと思いながら働いていたら、37歳になってそれが叶ったんです。オーストラリアに行きました。5年は頑張ってと意気込んでいたのが、結果5年過ぎて、10年もいたんですけど(笑)。

海外に行ってよかったのは、「俺の能力でできるわけないだろ」と思う仕事でも、ひとりでやらざるを得なかったこと。どうにかこうにかハードルをひとつ乗り越えるたびに、「俺にもできた!」が積み重なって自信になっていきました。失敗をしても、そこから学んだら自分の自信になるんだということが見えてきて。勿論、その時は大変ですけど、失敗しないために臆病になって何もしないんじゃなくて、失敗をしないと乗り越えられないぐらいの気持ちでやることが大事なんだと気づきました。そういう経験から、若い人たちには冒険心とか、好奇心を持ってほしいです。<Curiosity>それが自分を作っていくんじゃないかな。

でも失敗って怖いですし、したくないですよね?(笑)

まあ、失敗しないほうがいいんですよ!(笑)でも、最初から失敗しないでできるなんてこと、そうないじゃないですか。余談ですが、オーストラリアに行った時は副社長という肩書きなのに、英語ができなくて大変でした(笑)。店長会議に出てもピンポンの試合見ているようでしたよ。「今<As soon as>って言った!」みたいな(笑)。そういう人でも海外に行かせちゃう会社なんです。僕も社長になるまでに、いろんなプロセスがあって、責任者から販売スタッフに降格した時もあるし、いろんな失敗もしました。でも、そんな僕でも社長にするこの会社は面白いと思います。

代表取締役社長 澤田将広

代表取締役社長 澤田将広

今の大学生をみていて「あ、この人おもしろいな」って思う瞬間が、きっとあると思うんですけども、
そこは主に何を見ていらっしゃいますか?

いろんなことがソツなくできる人よりも、ひとつのものに素晴らしく能力がある人のほうが面白いかなと僕は思います。バランスのいい人っていうのは、見栄えはいいのですが、10年20年経ってもバランスがいいままの社員なんですよね。

社長自身はバランス型でしょうか?

いや、僕はバランス型ではないでしょうね。ずっととんがってましたから(笑)。でも、やっぱり、お客様に対しては正直で、ハッピーにしたいという気持ちは常に持っています。三城の文化は「損したってお客様が喜んでくれたら、それでいいじゃないか」っていうところがありましてね。それでいいかな。いや、損しちゃいけないんですけどね(笑)。でも、そういうことが根底にあることが、僕が36年この会社が好きで、いろんなことがあっても、いる理由です。

最後に、学生さんにひと言メッセージをお願いします。

自分の人生なので「なりたい自分」という目標をしっかり作って、それに向かって、20代ではこういう準備、30代ではこうするなど、きっちりアプローチしていくと楽しい人生が送れるよ、ということですかね。そこに向かって努力しているのは大変だけど、楽しいんですよ。苦しいけど、楽しいってあるじゃないですか。それはなぜかというと、行き先が見えてるから。「僕はここに行きたいんだ」っていうものをしっかり持っていれば、そこに向かって何をどういう順番でやっていけばいいのかっていうこともだんだんわかってくる。楽しければ、一所懸命やっちゃうもんですよ(笑)。やっぱり人生楽しいほうがいいですしね!

ありがとうございました。