DIGNA HOUSE ブログ Vol.2|
ジュークボックスの音色に包まれて

2019.09.25

こんにちは!DIGNA HOUSE ストアマネージャー若狹です。

パリミキのハウスブランドである「DIGNA Classic」は誕生から10周年を迎え、ついに2019年全国初となる「DIGNA HOUSE」がオープンしました。プロダクトはもちろん、DIGNA Classicの世界観を感じられる空間として、こだわりぬいたショールームです。DIGNA Classicはヴィンテージのメガネがもつデザインや技術をリスペクトし、それらを現在の技術や素材で再現してきました。古き良き時代のヴィンテージ感と現代の技術が融合されたDIGNA Classicの世界をぜひ、体験しにいらしてください。

Vol.1ではDIGNA HOUSEの顔ともいえるベルギーのヴィンテージカウンターをご紹介しました。今回も引き続きDIGNA HOUSEの魅力あふれる装飾をご紹介したいと思います。
Vol.2ではDIGNA HOUSEのもう一つのテーマでもある「音」にフォーカスしていきます。お客様にも大人気で触る人を一気にミッドセンチュリーの世界に引き込んでくれる「ジュークボックス」をご紹介いたします。

こちらもヴィンテージカウンターに続き、DIGNA HOUSE内でひと際目を引く存在です。
SEEBURG M100Cというこのモデルは1952年に約38,000台が製造されました。世界四大ジュークボックスブランドの一つSEEBURG(シーバーグ)社製のもので、もちろん稼働状態も良好です。DIGNA HOUSEに当時のアメリカの音を伝えてくれます。

今では貴重な真空管アンプやオークウッドの外装、機械内部にいたるまで、アメリカ本土にてしっかりフルレストアされ、65年以上も前のヴィンテージ品でありながら新品のような極めて高いクオリティが維持されています。

今ではより便利に音楽を楽しむことができる時代になりました。このジュークボックスに入っているレコードからCDになり、音楽データをスマートフォンなどに入れ手軽に持ち歩くことが普通になりました。

そんな現在でもこのようなヴィンテージジュークボックスを最高のコンディションに保てるのは、それほどに世界中にジュークボックスの音に魅了され続ける、沢山の人たちがいるおかげなのです。決して音楽を聞くのに便利なものではありません。曲を最新曲に変更するのも大変で、わずかな音量の調節でさえも、わざわざ大きな機械の後ろに回らなければいけません。ましてやポケットに入れて持ち運ぶなんてできるはずもなく…(笑)

しかしレコード独特の柔らかな音質は、初めて聞いた人でも懐かしさを感じられます。レコードから真空管アンプを通して伝わる、自然の音に近いアナログ音。現代の技術が発達した世界でも、私たちにヴィンテージ音が持つ温かさの魅力を教えてくれます。

目黒区で古いフォルクスワーゲンやジュークボックスを扱うFLAT4さんでお話を伺うことができました。

現在のFLAT4になる以前は、この場所で1980年代ごろから「NETWORK」というアメリカ雑貨やアメ車を扱うショールームをされていたそうです。メッキパーツが輝くアメ車とネオンで彩られた店内。60年代のきらびやかなアメリカを切り取ったような世界を再現するにはジュークボックスは必須だったのです。

当時のジュークボックスは、毎年のようにニューモデルが発売されていました。しかし第二次世界大戦が始まると金属の使用に制限があったため、装飾は木材で構成されている部分が多く、メッキ装飾は最小限にとどめられていました。

戦争が終わった50年代になるとメッキパーツがふんだんに使えるようになり、ジュークボックスはよりきらびやかになっていきました。DIGNA HOUSEのジュークボックスは輝くメッキパーツ、色とりどりの装飾、レコードを選曲する様子が見えるガラスの外装など、当時のジュークボックスの代表的な特徴を備えています。

また見た目だけでなく、機能的な面もこの時代に進化しました。再生できる曲数が1台20~30ほどだったものが、Select-o-maticというレコードが縦回転をする構造を開発したことで、一気に増えました。おかげでDIGNA HOUSEでも飽きることなく毎日音楽を楽しむことができます。

このジュークボックスができた1950年代ごろは急速に技術が成長した時期に当たります。戦後のアメリカが急速に発展していくなか、経済や産業を支える人々は娯楽を求めていました。仕事を頑張った後は、マイホームでゆっくりお酒を飲みながら音楽や映画を楽しみたい...。
しかしテレビが一般に普及するのはもう少し後のお話。当時の一番の娯楽といえば“音楽”でした。
家庭用のレコードや蓄音機はありましたが、本格的なものは多くの人の手が届く時代ではありませんでした。音楽を聞く方法といえば、ラジオとジュークボックスが主役だった頃です。若者がダイナーやバーに集まり音楽を聴きながらおしゃべりを楽しみ、流行の曲に合わせてダンスを楽しんでいました。ジュークボックスから流れるクールなロックミュージックやスウィングジャズが人々を楽しませ、人が集まるところにはジュークボックスがありジュークボックスがあるところには人が集まる。そんな人々の娯楽の中心に常にこの機械がありました。
DIGNA HOUSEもそんなお店であるよう、頑張っております。

DIGNA HOUSEのジュークボックスもそんな存在になってほしいと願っています。

おそらくこのジュークボックスも数えきれない人数の心を支えてきたのだと思います。喜びにあふれた気持ちで選曲ボタンを押した人や、悲しみのなか癒しを求めてジュークボックスから流れる音楽に耳を傾ける人達をずっと見続けてきたのでしょう。少なくとも今のDIGNA HOUSEで選曲のボタンを押す人たちはみんな笑顔であふれています。DIGNA HOUSEも人々を笑顔にできる音楽やジュークボックスのようにあり続けたいと思いました。

DIGNA HOUSEではもちろん無料でジュークボックスの音楽を聞くことができます。

DIGNA Classic926 ¥26,800(税込)



ヴィンテージのハンドメイドフレームを思わす「セル巻き」仕様のメタルフレーム。実際にフロント部分のセル巻きは今でも一本一本ハンドメイドで行われています。鯖江でもセル巻きができる職人は数人しかいないといわれている大変貴重な製法です。ブリッジとクリングスまで流れるように一体成型で作られる「マンレイ山」を採用。ヴィンテージフレームをオマージュして作られるDIGNA Classicならではのこだわりが詰まっています。
DIGNA Classicの特徴でもあるチタン合金「ゴムメタル」を使用した、ルックスもフィッティングも完璧の一本です。

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