style J

高品質で最良の掛け心地を、
特別ではなく日常へ

INTERVIEW

こだわりの粋を集めた“オール・ジャパンメイド”のメガネ

今こそ日本製メガネの魅力をきちんと伝えたい

日本が誇る職人技術を活かし、掛け心地と高い品質にこだわり尽くしたブランド。それが「style J」です。
鯖江を中心とした日本製メガネの品質の高さは、今や世界に知られています。海外の有名ブランドでも、生産地は鯖江というケースも少なくありません。
一方、近年では外国産の低価格メガネが台頭し、日本製メガネはシェアを減らしています。「お客様に本物のメガネを届ける」ために、そして鯖江という世界に誇る「産地との共存共栄」を目指し、今こそ日本製メガネの魅力を前面に打ち出したブランドをつくろうと、2015年にstyle Jがスタートしました。
2017年には、福井のメガネの企画・販売会社として国内外から支持を集める株式会社ボストンクラブとのコラボレーションを立ち上げました。
ここ約20年で生産規模が縮小傾向にある鯖江を、style Jを通して、より強い協業体制を組めるようにプロジェクトを持ちかけました。ボストンクラブとのコラボでstyle Jは、より生産地・鯖江と融合したブランドとなり、 デザインからパーツ作り、加工、仕上げまでの全てを日本国内で行う“オール・ジャパンメイド”のブランドとして、style Jは歩み始めました。

ほとんどのパーツを新たに一から作った

そんなstyle Jのメガネには、オール・ジャパンメイドだからこそのこだわりや美意識をあらゆる箇所で表現させました。
初めて手に取る人がまず驚かされるのが、ゴムメタル製のテンプル(つる)です。(※ゴムメタルとは、弾力性に富む貴重なチタン合金)「見た目は完全に金属なのに、グニャッと曲がる」ので、多くの方がびっくりされます。しなりがよく効くため、他の素材にはない柔らかな掛け心地を味わえます。
ノーズパットの素材には、特殊な形状記憶樹脂を使用しており、体温で形状が変わるので、お客様の顔にピタリとフィットします。ネジは胴部に樹脂が施された「Zスクリューネジ」を採用し、毎日使用しても緩みにくい仕様となっています。
さらには、モダン(つるの先のプラスチック部)には変形しにくく、磨くほどにツヤが出るタキロン社製アセテートを使用しています。モダン内部の芯には、形状保持がしやすいチタンを用いてフィッティング性を高めることにもこだわりました。
カラーリングは、日本の伝統色に多く見られる絶妙な中間色を、何度もカラー調整をおこないバランスよく表現しています。
そのため「パーツのほとんどが、新たに作った別注パーツ」で形状や機能性に徹底的にこだわって企画を進めた結果、大半のパーツを新規で起こす形になりました。

「自社工場」の存在が、こだわりを具現化させた

こうしたこだわりを支えているのが「自社工場」の存在です。2011年、鯖江で1917年から続く老舗眼鏡枠メーカー・福井光器が、クリエイトスリーとして三城のグループ会社となりました。
クリエイトスリーはデザインから金型作成、製造・組み立て、最終仕上げまでのほぼ全行程を一貫生産することができる数少ない工場です。style Jの生産は、このクリエイトスリーが中心となって製造しています。
社外の工場の場合、難しい注文は断られることが少なくありません。チャレンジングな依頼はリスクが伴うだけに、工場経営を考えると仕方のないことです。でも自社工場であれば、リスクを本社が負担することで、難しい工程でもなんとか無理を聞いてくれます。また多くの工程を一つの自社工場内で進められるので工程間の伝達や相談もスムーズに行えます。おかげで、掛けていただきたいと思うメガネが作れるようになりました。
自社工場の存在は、さらにもう一つ大きな恩恵をもたらしました。
それは「コスト面のメリット」です。自社工場ということで、製品を工場からお店に直送でき、中間マージンも発生しません。そのおかげで、これだけ素材や作りにこだわりながらも、値ごろ感のある価格でご提供できています。

日本の高品質メガネが“あたりまえ”になる日を目指して

ムダを削ぎ落としたシンプルなデザインであるところも、style Jの特徴です。
「日常使いがしやすいよう、そして長く愛用してもらえるよう」なるべく癖のないデザインに仕上げました。おかげさまで男女問わず、たくさんのお客さまから支持をいただいています。
そんなstyle Jの人気は、ある新プロジェクトの引き金ともなります。2018年に立ち上がった「PARIS MIKI MADE IN JAPAN project」です。
せっかくお客様から評価いただいているのだから、この機会に日本の高品質メガネをきちんとお客様にお伝えすることで、鯖江を応援していくプロジェクトを立ち上げ、社をあげて推進することになりました。つまりはstyle Jが、MADE IN JAPAN projectの起点となったのです。

ただ新プロジェクトといいつつも、実は三城にとってそれは決して新しいことでありません。
三城は創業時から日本製メガネにこだわっており、過去には8割近くの商品が日本製だった時もありました。現在も6割以上は日本製が占めています。だから弊社にとって日本製の高品質は、いわば“あたりまえ”のものでした。ところが我々はそれをお客様にうまく伝えられていませんでした。市場の変化やトレンドの変化も重なり、日本製のメガネは、世の中的にはすっかりあたりまえではなくなってしまっています。
だから今後は、日本製メガネのすばらしさをしっかり声に出してお客様にお伝えし、継続し続けることで、再び『メガネは質の高い日本製があたりまえ』という時代がやってくると信じています。

DETAIL

J スプリング

チタンでありながら弾力性豊かなゴムメタルを使用し、プレス加工を幾度も重ねることで、style J 独自の掛けやすさを追求しました。

ノーズパット

style J のブランドロゴが刻印されたパットには体温で形状が変わる特殊素材を使い、お一人おひとりの鼻にフィットします。

Z スクリューネジ

福井県の技術が詰まった、緩みにくいブルーの樹脂のついたメガネ用ネジ。style J の全モデルに採用されています。

PRODUCTS

Interviews

増井 孝安/商品企画チーフ

お客様のライフスタイルやニーズに合わせて商品開発をおこなっています。
様々な情報をもとにアイデアを構築し、メガネを構成するパーツの1つ1つを思案、デザインや品質、使い心地など全体のバランスを整えていく工程は、奥深く、また趣きがあります。
同時に完成されたメガネをどのような世界観、価値観を持って世に送り出していくか、並行して一貫のイメージを作りあげます。
新しく生まれたメガネがお客様の手元に届き、笑顔をいただけた時が一番嬉しい瞬間です。