- 募集期間
- 2020年12月8日から
2021年1月31日(日) まで
コンクールについて
このコンクールは「目に障がいがある方」が日々感じていらっしゃる日常の出来事を川柳で表現することで、当事者の方だけでなく社会全体で共感できることを目的としております。
普段から思っていてもなかなか言えないことを川柳で表現することで、自分と周囲の相互理解を深めるきっかけにしてもらいたい。また、川柳にユーモアのエッセンスを加えることで、自分の気持ちも前向きにしてもらえれば、という思いを込めています。
視覚障害に因んだテーマを、それぞれの視点で川柳にしてご応募ください。
第二回優秀賞
ありがたや
券売機のない
ラーメン屋
電車なら初乗りの切符買って向うで清算するって手もあるけど、食券じゃそうもいかない。座って普通に注文できるお店は助かりますねぇ。見えにくさを感じている方部門(ロービジョン)/男性
転がった
小銭へ耳が
追いかける
落とした小銭の音を追いかけ、音が止まったところへ手を伸ばす。見えにくさを感じている方部門(ブラインド)/女性
杖や犬
まだ壁あるかな
わが日本
白杖や盲導犬への理解不足。盲導犬の受け入れ拒否。まだまだ、認知や共存が出来ていない。2020年へ向けても改善が急務!メディカル・トレーナー部門(盲導犬歩行指導員)/男性
健常者
なる呼称こそ
恥ずかしい
多数派に属しているというだけのこと。見えにくさを感じている方部門
(一般の方)/男性
満開の
桜並木を
鼻で観る(鼻できく)
やわらかい香なので、一本だと分かり難いが、並木になると満開の桜がよくわかります。まるで鼻で見ているようです見えにくさを感じている方部門(ロービジョン)/男性