「ボストン」「ウェリントン」とは? 定番メガネフレームの特徴を解説!
2025.12.22

メガネは実用的なだけではなく、知的に見せたり、おしゃれな雰囲気を演出することもできるファッションアイテムです。メガネひとつで、ベーシックなファッションやスーツがぐっと洗練された印象になります。
そのなかでも、クラシックタイプと呼ばれるのが「ボストン」と「ウェリントン」のフレーム。かけやすい形状で、定番として親しまれています。
この記事では、「ボストン」と「ウェリントン」がそれぞれどのような特徴があるのか、どんな顔型に似合うのかなどをご紹介します。また、2つのハイブリット型「ボスリントン」についても解説。ぜひメガネ選びの参考にしてみてください。
ボストン、ウェリントンの違いとは?

「ボストン」と「ウェリントン」はいずれも、丸みを帯びたクラシックなメガネフレームです。しかし、その形状は似ているものの、歴史が少々異なります。
ボストンは1930年代にアメリカで生まれたフレームとされています。1930年後半から40年代にかけてヨーロッパでも広がりを見せ、世界中で認知されるようになりました。
一方ウェリントンは、1950年代にアメリカで誕生した説が有力とされています。その後、アメリカ人俳優のジョニー・デップが着用したことで流行に火が付き、広く知られるようになりました。
ボストンのほうが逆三角形に近く、ウェリントンは台形に近い形状をしています。そのため、ボストンはより親しみやすく、ウェリントンはより知的な印象があります。
「ボストン」型メガネフレームの特徴
おにぎりを逆さにしたような、逆三角形型のシェイプと表現されるのが「ボストン」の特徴。1960〜70年ごろ、アイビーファッション全盛期に大流行し、その後も定期的にブームが訪れて、今では定番フレームになっています。
三角形とはいっても、丸みが強いので、尖った印象は全くありません。完全な円ではないものの印象としては丸メガネに近く、かける人を柔らかく見せてくれます。そのため、優しく知的な印象を演出するのにぴったり。タウンユースにも適しています。
レンズの上下幅が十分にあり、視野がしっかり確保できるので実用性も十分です。メタル・プラスチックどちらの素材も多くのデザインが出ているので、自分に似合うフレームが選びやすいのもうれしいポイントです。
ボストン型フレームは、面長の方や四角型な顔タイプの方にバランスよく似合います。下に向かってやや細くなるデザインのため、逆三角型の顔タイプにも合うでしょう。
あらゆる顔型にフィットしやすいのがボストン型の魅力ですが、丸顔の方は顔のラインが目立ってしまう傾向があるので、注意が必要です。
どんな服装と合わせても、かっちりとしすぎないため、柔和で優しい雰囲気を演出したい方に特におすすめです。逆に印象をシャープにしたい場合は、素材にメタル系のものを選ぶことで雰囲気が変わります。
ボストン型メガネのメリット
- やわらかい雰囲気に見える
- 視野が確保しやすい
- デザインが豊富
ボストン型メガネは主にこんな人に似合う
- 面長
- 四角型
- 逆三角形
おすすめのボストン型メガネ
パリミキで販売されているおすすめのボストン型メガネをご紹介します。
フォーマルなシーンにも優しく馴染む「Reboot 203」

往年のアメリカンビンテージをルーツに作り上げた、スタンダードなボストンシェイプのフレーム。テンプルの丁番(フロントとの接続部)にはカシメ留めが施され、アクセントになっています。日常使いにはもちろん、フォーマルなシーンにも馴染みます。
洗練された雰囲気「オリバーピープルズ OV1186SU(Coleridge)」

1986年にアメリカ・ハリウッドで創業したアイウェアブランド「オリバーピープルズ」のボストンモデル。すっきりとした細身のフレームが洗練された印象を与えます。テンプルには彫金が施されており、どんな装いに合わせてもスタイリッシュに決まります。
「ウェリントン」型メガネフレームの特徴
「ボストン」よりも、クールな印象を持つフレームが「ウェリントン」です。

ベースは台形を逆さにした形で、角に丸みがあるのが「ウェリントン」の特徴です。クールな雰囲気を演出してくれますが、角の主張が薄く丸みもあるので、優しい印象も与えてくれます。男女問わず人気の高いフレームです。
ウェリントンは、ボストンと比べるとややかっちりしているので、丸顔の方の印象を引き締め、バランスを整えてくれます。ボストンと同様、縦幅のあるデザインなので面長型や逆三角型の顔タイプにもしっかりと似合います。顔型が少し四角ばっているタイプの方は、素材にプラスチックを選ぶと柔らかい印象になります。
ビジネスで誠実さや信頼感を演出したい方や、小顔に見せたい方、トラッド系のファッションがお好きな方には特におすすめです。
ウェリントン型メガネのメリット
- クールな雰囲気を演出できる
- その一方で優しい印象もある
ウェリントン型メガネはこんな人が似合う
- 丸顔
- 面長
- 逆三角形
おすすめのウェリントン型メガネ
パリミキで販売されているおすすめのウェリントン型メガネをご紹介します。
フレンチヴィンテージを取り入れた「Reboot 205」

フレンチヴィンテージをルーツにした、正方形により近い形のウェリントンフレーム。
淡いグレーのフレーム色はフレンチの要素を取り入れたもので、軽やかで圧迫感なく顔に馴染みます。カジュアルな装いにアクセントを添える1本としてもおすすめです。
汎用性の高い「Reboot 202」

アメリカンヴィンテージをルーツにしたウェリントンモデル。シンプルでかけこなしやすいデザインです。街歩きでラフに楽しむだけでなく、ビジネスシーンなどでも活用できる、汎用性の高い1本です。
2種類のハイブリット型「ボスリントン」とは?
ボストンとウェリントン、2つのハイブリッドである「ボスリントン」もあります。
それぞれの特性が融合したものが「ボスリントン」と呼ばれていますが、明確な定義はありません。ボストン寄りのものや、ウェリントン寄りのデザインなどから選べます。
ボストンとウェリントンが合わさることで、顔なじみがよくかつ新しい印象を与えられます。丸と四角双方のデザインを含んでいるので、「ボストンはあまり似合わない」「ウェリントンは堅い」というイメージをもつ方は、一度試してみるのがおすすめです。
意外とメガネ初心者でもトライしやすいのが、ボスリントン型フレームの特徴です。すでにボストン、ウェリントンのメガネを持っていて、違う雰囲気のメガネを探している方にもよいでしょう。
ボスリントン型メガネのメリット
- さまざまな形から選べる
- 顔なじみがいい
試着・ご相談はお近くのパリミキへ
どのようなメガネが似合うのか、「ボストン」「ウェリントン」「ボスリントン」など多数のフレームを取り揃えているお近くの店舗でぜひご試着ください。
試着する商品が決まっていなくても、来店のみの予約も可能です。お気に入りの1本を探すお手伝いをさせていただきます。
※本記事は2019年2月19日に公開した分を、2025年12月22日に更新したものです。
- 編集:ノオト