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【最新アイウェアトレンド2019】Vol.2 フレーム編

2019.03.20

フレーム サングラス

桜の開花宣言も出始め、春の足音が聞こえはじめたこの季節。
店頭には、昨年の秋冬に発表された2019年の新商品や人気モデルのNEWカラーなど様々なフレームが並び始めます。2019年のアイウェアトレンドをはかる上で、春先の店頭が実はとても大切なポイントになります。今回は、新商品や店頭でのリアルクローズ、さらには最新の展示会情報をもとに2019年のアイウェアトレンドを考察します。

ファッションとアイウェアは親和性が非常に高く、アイウェアトレンドの背景には常にファッショントレンドがあります。近年のファッショントレンドは、クラシカルなトラッドスタイルやシンプルでミニマムなノームコアスタイル、アイテムにスポーティなアイテムを取り入れたをスポーツミックス、1990年代カルチャーをミックスさせたストリートスタイルなど、近年では稀にみるほど多様性に溢れたトレンドが主流となっています。
だからこそ、アイウェアがコーディネートの主軸となることも多く、そのデザインひとつで全体のスタイルやバランスも大きく左右されます。

アイウェアトレンドでは、ミックススタイルのベースとなるシンプルスタイルにリンクするようにクラシックなメタルフレームが全盛期を迎えつつあります。過去のヴィンテージモデルを復刻させたフレームや、華奢で繊細なメタルフレームはまさに今が旬です。顔周りの印象を繊細に見せつつもきちんと感があり、現在のファッショントレンドとも相性抜群でオンオフを問わず使いやすいのもメタルフレームならではの魅力です。
一方でカジュアルな印象を与えるセルフレームは、黒や茶色などの定番カラーから、ベージュや淡色・クリア系といった色へとトレンドが変化し、ほどよい抜け感のある素材やカラーが人気を集めています。

メタルフレームにセルロイドを巻きつける、“セル巻き”と呼ばれる製法をソースに、特徴あるデザインをミックスしたラウンドモデル。定番のクラシカルなフォルムにセル巻風のエッセンスを加えるデザインは、男女問わずどこかノスタルジックな魅力を与えてくれます。
2019年は、シンプルなメタルフレームに多角形型やツーブリッジなど、アレンジやひと手間を加えた個性豊かなモデルが多く登場しています。いつものスタイルに、トレンドのメタルフレームを合わせるだけで一気に、今年の旬顔になります。

洗練されたオーバルシェイプが、優しく知的な雰囲気を漂わせるメタルフレームです。セル巻風に仕上げたフロントやイチヤマのブリッジなど、シンプルな中にも個性が光ります。細身のメタルフレームは、セルフレームに比べて繊細で控えめな印象ですが、しっかりとした主張があり、地味になることもなくクールに決まります。
トレンド感を押さえつつビジネスシーンにも使えるアイウェアをお探しの方には、オーバルのメタルフレームがおすすめです。

ここ数年は逆三角形のボストンシェイプが定番化していましたが、ビジネスライクなスクエアシェイプやヘキサゴン、オクタゴンといった多角形シェイプにトレンドが移行しつつあります。
また、ツーブリッジ(ダブルブリッジ)やコンビネーションモデルなど、バリエーションに富んだデザインは昨年からも引き続き注目を集めています。なかでもクラシカルな雰囲気漂う、スクエアシェイプやツーブリッジタイプは硬派な大人の着こなしによく合い、女性のハンサムコーデやレトロスタイルにもマッチします。

サングラスのレンズカラーは濃度が60~80%くらいが主流ですが、今年も目元が透けて見えるライトカラーに人気が集まっています。
レンズカラーの濃度が20~50%ほどのライトカラーは目元が適度に見え、適度な抜き感からコーディネートのポイントにもなり、洗練された印象を際立たせてくれます。
サングラスといえば紫外線や日差しの強い夏のファッションアイテムというイメージが強いですが、ここ何年かはお気に入りのフレームに薄めのレンズカラーを入れて、オリジナルモデルとしてアレンジする方が増えています。夏だけでなく、オールシーズンで大活躍するアイテムとして季節を選ばない万能性が人気を集め続けています。

2019年のアイウェアトレンドは定番化したクラシック路線を継続しつつも、メタルフレームを中心により豊富なデザインやバリエーションで様々なスタイルを楽しむ傾向にあります。
ファッショントレンドもアイウェア同様に多様性が強まる傾向にあり、これまでよりさらに多彩なスタイリングが楽しめそうです。その日のファッションや、オンオフにあわせて、メタルフレームやセルフレームを使い分けることで洗練されたイメージを演出できそうです。

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