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iOFTから見る アイウェアトレンド2019

2019.12.03

フレーム サングラス

木々の葉も鮮やかに色づくこの季節、メガネ業界では翌年以降に向けてこれから売り出すメガネをお披露目するべく沢山の形・色・素材のメガネ・サングラスが展示会に出されます。その中でもとりわけ大きい展示会が「iOFT」。今回はこのiOFT展示会に行ってきて見えた、2019年秋冬から2020年に向けたアイウェアの最新トレンドをお伝えします。


アイウェア展示会の中でも有名なこの「iOFT」とは、最新アイウェア・眼鏡関連製品などが世界中から一堂に出展するアジア最大級の国際商談展で、毎年10月頃に東京ビッグサイトで行われています。

出展者には、メガネやサングラスだけでなく、メガネアクセサリー・加工機・コンタクトレンズ・補聴器・ITシステム(顧客管理/販売管理/盗難防止など)を扱う企業も含まれるので、アイウェア業界のトレンドの大枠も見えてきます。
また、来場者となるのは、我々メガネ店のほか、セレクトショップ、アパレルショップ、百貨店、量販店、スポーツ用品店、卸・輸出入商などなどこれからトレンドを発信していく企業なので、プロ対プロの熱い商談が繰り広げられる展示会でもあるわけです。


昨年のスポーツMIXブームからの揺り戻しの影響もあり、古き良き時代のクラシックなメタルフレームのメガネにワンポイントとして「遊び」を加えたようなデザインのものが多く展示されていました。

遠目で見ると通常のボストンに見えても、近くで見るとクラウンパント(昨年からのトレンドで、丸いレンズで上側だけ直線形)の少し変わった形になっていたり、テンプルやヨロイ部分にアクセントのある繊細な彫刻が施されていたり。様々な「遊び」がちりばめられているので、見ていても飽きの来ないデザインでメガネ選びが楽しくなります。




こちらも昨年からの流れを汲んでいるメタルフレームの「多角形」レンズですが、今年はより多く見られました。クラシックなラウンドシェイプやボストンシェイプは定番として人気がある一方で、次のトレンドとして特に採用されていたのが多角形でした。逆三角形に丸みをもたせた形のボストンタイプも以前からも人気がありますが、特にオクタゴン・ヘキサゴンのような更に角が増えた多角形が印象的。シェイプが特徴的な分、細目のメタル素材フレームでさりげなく表現しているところも特徴のひとつです。遠目で見ればラウンドシェイプのメガネで優しい印象に見え、近づいてみると多角形の個性的で味のある印象に変わります。




2019年秋冬のファッションのトレンドカラーでもあるベイクドカラーやスモーキーカラー(明るさや色味を抑えた落ち着いた色合い)もセルフレームなどにしっかり取り入れられていました。

今年のファッショントレンドであるスモーキーカラーのテーラードジャケットやトレンチコートに馴染むような、少しトーンを落としたグリーンやブラウン・ピンクゴールドなどがアイウェアにも使われているのでファッションとの相性も抜群です。また、ファッション自体が優しい印象の色合いなので、メガネ・サングラスも淡いカラーのものが多く、色はシンプルなものがトレンドになりそうです。


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