マスクによるメガネの曇りを防ぐ!曇る原因とおすすめの曇り止め対策
2020.11.09
「メガネをかけてマスクを着けると、マスクが曇って困る」。冬場や花粉の時期に多いお悩みですが、最近ではコロナ対策でマスクの着用機会が増え、「仕事中に曇りが気になって集中できない!」という方も多いのではないでしょうか。
本記事では、メガネが曇るメカニズムや簡単な曇り対策、曇り止めグッズの使い方をプロの目線でご紹介します。
春夏の気温が高い時期は、レンズが暖かい外気温によって温められているので、レンズと吐く息の温度差が少ないことから結露の発生はあまりありません。しかし、寒い時期には、口や鼻の周辺をマスクで覆うことで普段より温まった吐く息と、冷たい外気にさらされて冷えたレンズとの温度差が大きくなるため、結露が発生する頻度が高くなります。さらに、メガネが皮脂やホコリで汚れていると水滴が付着しやすくなり、これもくもりが発生しやすくなる原因になります。
メガネのくもりを防ぐためには、この2つの原因への対策が必要なのですが、レンズと息の温度差を均一にするというのはなかなか困難ですよね。そこで必要になってくるのが、くもる前にレンズをくもりにくい状態にすることです。
メガネユーザーにつきもののお悩みといえば、マスクを着用した時や、寒い屋外から暖房の効いた室内に入った時、温かいものを食べたり飲んだりした時、メガネのレンズが曇ってしまうことです。それが苦手で、メガネをあまりかけていない方もいらっしゃるかもしれません。メガネが曇る原因を知ると、対策も取りやすくなります。
メガネが曇るのは、水蒸気を含んだ暖かい呼気が冷たいレンズに触れた際、その温度差によって急激に冷やされ、水滴となってレンズに付着することが原因です。「結露」と呼ばれるこの現象は冬場に起きやすく、冬に家や車の窓ガラスが白く曇ってしまうのも同じメカニズムです。気温が高い春夏の時期はレンズも温められているため、呼気とレンズの温度差が小さく、あまりメガネが曇ることはありません。
また、マスクで口や鼻を覆うと、呼気の温度は普段よりも高くなります。このため冬場に限らず、メガネをかけた状態でマスクを着けると、マスクと顔の隙間から漏れた暖かい呼気によりレンズが曇ってしまうのです。
結露以外に、レンズに付着した汚れもメガネを曇らせる原因のひとつです。汗や皮脂、料理中に飛んできた油、細かいホコリによって、レンズが汚れていると水滴が付きやすくなってしまいます。メガネの曇りを防ぐためには、レンズの表面をきれいに保つことも大切です。
最近はコロナウイルスへの感染予防でマスクを着用する機会が増えており、仕事中や外出中にメガネが曇って不便な思いをしている方も多いのではないでしょうか。そこで、レンズを曇りにくくする工夫が必要になってきます。
ここからは、マスクを着用した時にメガネが曇るのを防ぐための対策法をご紹介します。すぐにできる簡単な方法から、曇りに強いレンズやメガネ選びまで、幅広い方法があります。
まずは、曇り止めグッズが身近にない時にできる、簡単な方法です。
マスクの上部1~2cmを内側に折り込みます。こうすると呼気がマスクの上部から漏れにくくなり、レンズが曇るのを多少抑えられます。
ただし、マスクを折った分だけサイズが小さくなるので、やや大きめのマスクを着用する場合におすすめです。また、素材によっては折りにくいこともあります。使い捨ての不織布マスクに向いている方法でしょう。
さらに、四つ折りにしたティッシュをマスクの内側上部に当てて着用すると、暖かい呼気に含まれる水分をティッシュに吸収させることができ、曇りにくくなります。マスクの幅に合わせてティッシュを折れば、見た目の違和感もほどんどありません。ティッシュが湿ってきたら交換すればいいので衛生的です。
ティッシュなどを使った簡易的な曇り止め対策もできますが、できれば現在使用中のメガネに使用できるドライクロスやウェットシート、スプレー、ジェルなどを使用するのがおすすめです。オフィスや電車の車内など、あちこちでマスクの着用が求められる中、デスクやポケットにひとつ忍ばせておけば大いに活躍してくれるでしょう。
以下に、それぞれのグッズの特徴と使い方、パリミキおすすめの製品をご紹介します。ご自身にとって使いやすそうなものを探してみてはいかがでしょうか。
※曇り止めグッズを使う際は、必ず使用説明書をご確認ください。レンズの種類によっては、使用を推奨していない場合があります。また、曇り止めグッズはスノーゴーグルやヘルメットのシールドに使われることもありますが、以下で紹介しているものはそれらには使えない場合があります。
レンズをさっと拭くだけで、一時的に曇り止めの効果が得られる曇り止めクロスです。価格もお手頃なので、手っ取り早く「メガネの曇りを何とかしたい」という方におすすめです。
外出前にひと拭きすれば、電車の中でもメガネが曇らず快適に過ごせます。ただし、効果はあまり長持ちしないので、レンズが曇るようになってきたらその都度拭き直しましょう。
【一般的な使い方】
1.レンズやクロスに、ホコリや砂などの異物が付いていないか確認します。異物が付いている場合はレンズを水洗いしてから、水気を拭き取りましょう。
2.レンズに息を吹きかけたら、レンズの両面を10秒間ほど軽く拭いてください。
3.まだレンズが曇るなら、再度息を吹きかけてレンズを拭き、曇らなくなるまで繰り返します。
4.使い終わったクロスは、チャック付きの袋に入れて保管しましょう。
パリミキでは、使用回数や期間によって選べる、2種類のドライクロスを用意しています。
くもり止めシートクリーナー
パリミキの「くもり止めシートクリーナー」は、20包入りの使い捨てタイプ。曇り防止はもちろん、汚れを落とすのにも使えます。1枚ずつ個包装されているので、清潔かつ携帯にも便利です。パッケージの内面をアルミでコーティングしているため、密閉性にも優れています。
成分には曇り止めに有効な界面活性剤と、非イオン系活性剤を使用。また、エチルアルコールを配合し、皮脂汚れに対する洗浄効果や除菌効果を高めているのも特徴です。
プラスチックレンズや撥水コートレンズ、水やけ防止コートレンズ、マルチコートレンズなどに使用できます。
使い方としては一般的なものと変わりませんが、ウェットシートを取り出したら、薬液が乾かないうちにレンズ面を拭きあげてください。拭き筋が残る場合は、さらに軽く拭きあげましょう。
パリミキの「くもり止めシートクリーナー」は、速乾性なので、乾拭きの必要はございません。優れたくもりどめ効果に加え、除菌効果があります。
くもり止めクリーナー
パリミキの「くもり止めクリーナー」は、レンズに優しい中性タイプのスプレーです。皮脂や汗による汚れを落としつつ、同時に曇り止めの膜を形成し、気温差によるレンズの曇りを防ぎます。除菌効果もあり、レンズを清潔に保つのにも効果的です。
洗浄効果や除菌効果のあるアニオン系界面活性剤と、エチルアルコールを配合。曇り止め成分としてフッ素系界面活性剤も使用しています。
スプレーのポンプは、医療用としても使われているドイツのカルマー社製のものを採用。粒子の小さいミストが均一に噴射されます。さらに、ポンプ部分に指が収まるくぼみを設けることで、メガネを外した状態でも噴射口の位置をわかりやすくしています。
なお、くもり止めクリーナーは、メガネ拭きのようなかき取り性能の高いクロス等を使用すると、くもり止めコート膜をかき取ってしまうおそれがあるので、ティッシュペーパーでふきとるのがオススメです。
くもり止め強力ジェル
パリミキの「くもり止め強力ジェル」は、一般的な曇り止めジェルと異なり、拭き取る前に乾かす必要がありません。ジェルをのせたら、ティッシュや柔らかい布で塗り込むだけで、レンズの表面に強力な被膜を形成し、レンズの曇りを防いでくれます。
耐久性はメーカー従来品と比べて約3倍と強力ですが、成分はレンズに優しい中性タイプなので、安心してお使いいただけます。高性能のジェルタイプは値段も高めのものが多い中、パリミキのくもり止め強力ジェルは1本で約100回使用でき、お財布にも優しい優等生です。
使い方は、レンズに米粒大のジェルをのせ、ティッシュなどで塗り込むだけ。スプレーのように周囲に飛び散る心配もありません。
パリミキ店舗では、曇り止めレンズや曇り対策グッズをご用意しています。メガネの無料クリーンサービスも実施していますので、どうぞお気軽にご利用ください。
商品の在庫状況は、お近くの店頭にお問い合わせください。
ご来店のみのご予約も可能です
試着したい商品がお決まりでなくても
ご来店のみのご予約も可能です。
お近くの店舗を選んでご予約ください。