拡大鏡(メガネ型ルーペ)と老眼鏡のちがいは?それぞれの特徴
2021.06.28
「最近、近くの物が見えづらくなってきた」と感じてメガネを購入しようと思ったとき、拡大鏡(メガネ型ルーペ)と老眼鏡の違いがよくわからない、どちらが自身に適しているか知りたい、と感じた方も多いかもしれません。この記事では、それぞれの特徴や購入時の選び方について紹介していきます。
老眼鏡は近くの物を見るためにピントを合わせるのを手助けするのに対して、拡大鏡(メガネ型ルーペ)は、小さな文字や手元にある物などを大きく見えやすくする役割があります。ここではそれぞれの特徴や違いについて詳しく説明します。
一般的に老眼鏡は、眼科や眼鏡店などで、近視、遠視、乱視などの状態を測定したうえで、手元が見えにくくなる老眼に対して手元が見やすくなるように調整します。
右目と左目で度数に違いがある場合や、乱視がある場合なども、それに合わせて調整しますので、ぼやけて見えにくかった新聞やスマートフォンなどの文字がはっきり見えるようになります。
拡大鏡(メガネ型ルーペ)の特徴は、見たい対象物を大きく拡大してくれるということです。手芸や精密品を取り扱う作業、模型作りなどの手元で細かい作業を行う際に役立ちます。ルーペというと片手で持って使うイメージがありますが、メガネ型ルーペは通常のメガネと同様にかけて使うので両手を自由に使うことができ、行動の制限が少ないのがメリットです。
拡大鏡(メガネ型ルーペ)は、ご自身が使用する用途によって倍率を選ぶ必要があります。一般的に、読書やスマートフォンを見る際の倍率は1.6〜2倍とされており、ご自身の用途や使う環境に合わせて適した倍率のものを使い分ける必要があります。手芸など、より細かい作業には2.5倍ほどが適しているとされており、用途に合わせたさまざまな倍率のものが登場しています。
老眼鏡の購入を検討される方は、少なからず手元のものが見えにくくなって困っておられると思います。老眼とはどのような状態なのでしょうか。
老眼とは年を取るにつれてレンズの役割を果たす水晶体が硬化し、ピントを調節する筋肉(毛様体筋)の力が弱くなる加齢現象の一つ。目のピントを調整する力は10代前半をピークに、徐々に衰えると言われ、40代あたりで衰えを自覚する人が増えてきます。具体的には、「今まで読めていた新聞や本の文字が読みづらくなった」、「スマホの画面を見るときに手を伸ばして遠ざけている」や「近くのものになかなかピントが合わない」といったことが挙げられます。
前述したように、日常生活で近くのものが見えにくいと感じる、本や新聞、スマートフォンを見る際に遠ざけて見てしまう、といった機会が増えたら、まずは老眼鏡を作られることをおすすめします。視力をチェックすることで、ご自身の眼の状態を知ることができます。
また老眼鏡ははかけ外しの頻度が高く、職場などで使用すると老眼だと気づかれてしまうと敬遠している方もいらっしゃるかもしれません。しかし最近では遠近両用レンズなど、多様な場面に対応したレンズやファッション性に優れたフレームなども数多く登場しています。通常のメガネと同様に使用でき、老眼の症状も軽減されます。店舗では詳しいレンズの説明やフレーム選びもできますので、自身で選ぶのが難しい方はぜひご相談ください。
ご来店のみのご予約も可能です
試着したい商品がお決まりでなくても
ご来店のみのご予約も可能です。
お近くの店舗を選んでご予約ください。