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メガネがくもって前が見えない……
そんなストレスを解決する「KUMORI 291」レンズって?

2022.02.07

レンズ

寒い屋外から暖房の効いた室内に入ったとたん、ほわほわとくもるメガネレンズ。
少し前まではちょっとした「冬の風物詩」でしたが、コロナ禍でマスクが当たり前になったこともあり、季節を問わず、メガネのくもりが気になるようになりました。たとえ少しの間のくもりでも、それが毎日のこととなるとストレスですよね。
そんな中でもメガネ生活が少しでも快適になるよう、メガネがくもる原因とその対策方法をご紹介します。

日常生活の中におけるメガネがくもるシチュエーションとして、

  • ・寒い屋外から、暖かい屋内に入ったとき
  • ・温かい食べ物・飲み物を口にするとき
  • ・浴室など、湿度の高い場所にいるとき
  • ・マスクから吐く息が漏れてしまうとき

などを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?

いずれも一時的なくもりではありますが、ことあるごとに起きるメガネのくもりにストレスを感じている方も多くいらっしゃるでしょう。特に冬場はメガネがくもりやすく、電車の中やオフィス、飲食店などでメガネがくもり、視界が真っ白なままでいるのは不安だし、ちょっと恥ずかしいですよね。

これらのくもりの原因は、あたたかい空気中に含まれる水蒸気が冷やされることで起きる「結露」です。

冬の朝に窓ガラス一面が水滴で覆われている様子や、夏に暑い部屋でグラスに冷たい飲み物を注ぐと、グラスの周りに水滴が付くのを見たことがあるでしょう。それと同じ現象が小さなメガネレンズの上で起こっているのです。

例えば、真冬に寒い屋外から暖かい屋内に入ったとき、メガネのレンズの表面ではどんなことが起きているのでしょう。

寒い場所でメガネをかけていると、外気によってメガネのレンズが冷やされ、表面温度がどんどん下がっていきます。その状態で暖房の効いた室内に入ると、水蒸気を多く含むあたたかい空気がレンズによって冷やされ、その表面に結露が発生。目には見えない大きさでたくさんの水滴がメガネレンズ上に発生し、白くくもってしまうのです。

ちなみにマスク着用時のメガネくもりの原因は、鼻や口から吐いた息によるもの。マスクで覆われた状態で呼吸をすると、あたたかく、かつ湿度の高い空気がマスクから漏れて顔の上部に流れていきます。その空気がメガネの表面に結露し、くもりとなるのです。

冬場だけでなく夏場でもメガネがくもってしまうのは、人が吐く息は外気よりも温度が高いから。なるべくマスク上部から呼気が漏れないよう対策するのがおすすめです。

では、そんな「メガネのくもり」にはどのような対策ができるのでしょうか。

くもり止めグッズには、ドライクロスにウェットシート、スプレーやジェルなどさまざまなタイプがあります。そのほとんどで使用されているのが、界面活性剤。レンズの表面を一時的に親水加工(メガネレンズの上に膜を作ること)することで、くもりにくい状態を作るのが主な役割です。

いま使っているメガネに「サッと」親水加工を施すことができるくもり止めグッズは、なによりも手軽さが魅力ですが、効果の持続性を保つためには3日〜1週間に一度のお手入れはマスト。普段からのくもり止め対策が必要になります。

また、くもったレンズを洋服の袖などの硬い布で拭き取ってしまうと、レンズやコーティングを傷つける原因になってしまう場合もあります。水道水で洗い流せる場所であれば、汚れとくもりを水で洗い流し、柔らかいティッシュで水滴をとり、メガネ拭きなど専用のお手入れグッズで優しく拭き上げるようにしましょう。

レンズ表面に付着したほこりは水蒸気とくっつきやすく、さらにくもる原因になることも。メガネの定期的なお手入れが、メガネのくもり対策にもなるのです。

定期的なお手入れが求められるメガネのくもり止めケアですが、「毎日のお手入れはちょっと面倒……」ということもあるかもしれません。

そんな方におすすめしたいのが、「KUMORI 291(くもりにくい)レンズ」。レンズの表面に特殊な加工が施されており、冬場やマスク着用時でも「くもりにくい」のが特徴です。

「KUMORI291 レンズ」は、レンズ表面が特殊な「吸水膜」でコーティングされています。一般的なメガネレンズに必要な撥水性だけでなく、レンズ表面の水分をスポンジのように吸いとるのが特徴です。

この吸水膜がレンズ表面の水分を結露する前に吸収することで、長時間レンズをくもりがない状態でキープできるのです。

*通常のレンズと比較し、くもりの低減効果は約3倍。 (HOYA調べ)
*実際の使用環境によってくもることがあります。

「KUMORI 291レンズ」は特殊な加工を施しているため、一般的なメガネレンズに施されている「反射防止コート」をつけられません。オフィス内の蛍光灯や、運転時の街灯やヘッドライトがレンズに映り込むこともあるため、慣れるまでには時間がかかる可能性も(※)。

レンズの反射を緩和するためにおすすめなのが、KUMORI 291レンズをカラーレンズにして使用すること。レンズに色を付けることで、気になる反射を和らげることが出来ます(感じ方には個人差があります)。

「いきなりカラーレンズはハードルが……」と感じてしまう人は、薄いグレーやブラウンなど、肌となじむ、自然な色のレンズからチャレンジしてみるのがおすすめです。サングラスのようにファッション感覚で利用することができ、お出かけなどでもレンズがくもることなく楽しい時間を過ごせます。

※ KUMORI 291レンズは、反射防止コートの他にも、ブルーライトカットコートや傷防止、抗菌コートなどの併用もできないため、購入時に心配事がある方はあらかじめ販売スタッフまでご相談ください

「KUMORI291レンズ」は、通常使用で約2年間、効果が継続します。市販のくもり止めとの併用は不要、通常のレンズと同じお手入れ方法でくもりにくい状態を保ちます。

超音波洗浄機の利用も可能ですが、長時間の浸水は効果を低下する場合があるため、1分以内を目安に水中で揺らしながら使用するようにしましょう。
次亜塩素水を使用すると、コートの破損や剥離することがあるので注意が必要です。

メガネのくもりにストレスを抱えている、お手入れが面倒! という方におすすめしたい「KUMORI291レンズ」。手軽なお手入れで、快適なメガネ生活を手にすることができるでしょう。

特にくもりが気になる寒い時期はもちろん、マスク着用時のメガネに困っている人には特におすすめ。季節や利用シーンに合わせてストレスフリーなメガネライフを楽しみましょう。

(取材:文=つるたちかこ / 編集=ノオト)

 ※記載されている内容は掲載当時のものです。現状と内容等が異なる場合がございますのであらかじめご了承ください。

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