リムレスメガネの魅力とは? 顔に自然に馴染む、おすすめフレームを紹介
2025.12.08

種類豊富なメガネフレームの中でも近年、注目されているのが「リムレスメガネ」。「フチなしメガネ」や「ツーポイントメガネ」とも呼ばれているメガネで、レンズを囲むフレーム(リム)が付いていないため、素顔を邪魔しないことが魅力です。
今回はシンプルな美しさと軽さが人気のリムレスメガネをご紹介。その魅力と、パリミキオリジナルのおすすめメガネも解説します。
リムレスメガネとは
リムレスメガネとは、リム(rim)がない(less)、レンズに直接ブリッジやテンプルなどのパーツが取り付けられているメガネのこと。パーツは、レンズに穴を開けてネジで留めるのが主流ですが、なかには、ピンを差し込んだり接着したりして固定するタイプもあります。
世界的にリムレスメガネが出回り始めたのは、19世紀ごろ。日本では、1990年代半ばに一度ブームとなりましたが、韓国アイドルが愛用していることなどから2020年代半ばに再び注目されています。
素顔に近い印象を与えられるリムレスメガネは、どんな輪郭の方でも比較的馴染みやすいためメガネ初心者にもおすすめ。すでに何本かメガネを持っている方が、違った印象を求めて手に取る1本にもぴったりです。
リムレスメガネのメリット
リムレスメガネにはさまざまなメリットや魅力があります。
ファッションと合わせやすい
メガネの存在感が自然で控えめなことからさまざまな装いとの相性がよく、アイメイクもはっきり見せることができます。
顔の印象が変わりにくい・さまざまな顔形にフィットする
リムレスメガネの自然な印象は、顔の印象をできるだけ変えたくないときにも便利です。特に遠目から見ると、メガネをかけていないときとほとんど変わらない印象を演出できます。
顔馴染みがよいため、どんな人にもフィットしやすく、メガネと顔のバランスに悩んでいる小顔の方や逆三角形型の方にもおすすめです。
ビジネスシーンでも活躍
フォーマルな印象を与えることができるため、スーツなどのオフィススタイルと合わせるのにも適しています。その一方で、カジュアルなファッションとも合うため、TPOを選ばず活用しやすいのも魅力のひとつです。
軽やかなつけ心地・開放感を感じやすい
一般的なメガネフレームの重さは約10グラム前後ですが、リムレスの場合は軽いもので3グラムほど。これにかける人にあわせたレンズを組み合わせたものが、メガネの重さになります。ほぼレンズの重さだけなので、軽量なつけ心地を体感いただけます。
実際にフチなしメガネをかけてみると、「かけ心地が軽くて快適」と感じる場合が多いようです。リムがないぶん開放感を感じる人もいるかもしれません。
リムがないから、レンズの形は自由自在
リムレスメガネは、好きな形のレンズでオーダーすることができます。
初めてのメガネにはオーソドックスな「スクエア」、顔に馴染むメガネが欲しい方には「オーバル」、メガネでクラシカルな印象を与えたい方には「ラウンド」「ボストン」などがおすすめです。

店舗では、自分に合うレンズの形をお試しすることも可能です。
リムレスメガネの場合、レンズの厚さでかけたときの印象が大きく変わります。視力によってどれくらいの厚さになるのかも、事前に店頭のスタッフに聞いておきましょう。
リムレスは、ハイレベルな加工技術があってこそ
リムレスメガネを使う際、留意しておきたいのが、リムレスメガネの構造のこと。一般的なリムのあるメガネの場合、メガネを作るときはフレームの中にレンズをはめ込むようにして組み立てます。
一方リムレスメガネは、レンズに直接フレームパーツを取り付けるもの。繊細なレンズに直接穴をあけるので、ハイレベルな加工が必要です。シンプルな構造でありながら、メガネがゆがまないようにするための精巧な技術力が求められるのです。
そのような構造ゆえ、丁寧に取り扱い、こまめにメンテナンスする必要があることを覚えておきましょう。
取り扱いは優しく
リムレスメガネは、リムがあるメガネと比べて強度が弱いため、より注意深く優しく取り扱うことが大切です。無理な力や衝撃を加えると、レンズが割れてしまうことがあります。かけ外しは両手で行い、使わないときはメガネケースなどに入れて保管しましょう。
ネジが緩みやすいので定期的なお手入れを
リムレスメガネは、レンズとブリッジ、ヨロイを固定するネジを定期的に締める必要があります。ネジは自宅で締めることもできますが、メガネ店にお願いすれば、無料で調整してもらえます。
おすすめのリムレスメガネと選ぶポイント
トレンド感とさまざまな魅力を持ったリムレスメガネ。ここで、パリミキで取り扱っているおすすめのメガネをご紹介します。
軽くて強い「PARIS MIKI Authentic Eyewear 102」

チタン製のパーツで作られた「PARIS MIKI Authentic Eyewear 102」は、軽量でカラーによってレンズシェイプを変えている個性的なモデルです。テンプルとヨロイ(レンズとテンプルを繋ぐ部分)には、彫金風の唐草パターンが刻まれています。
知的さを演出するスクエア型「PARIS MIKI Authentic Eyewear 114」

先に紹介した「PARIS MIKI Authentic Eyewear 102」と同様、チタンで作られており、軽さと強度を兼ね備えたこちらのメガネ。スクエア型の直線的なレンズが、知的な印象を演出してくれるので、ビジネスシーンにも馴染みます。
フィット感抜群の「style J 514」

「J」の文字をモチーフにしたバネ部分には、弾力性のあるゴムメタルがあしらわれており、ネジは毎日使っていても緩みにくい構造。ノーズパッドは体温により肌に馴染む形状記憶樹脂で作られています。より高いフィット感を求める方におすすめです。
遊び心たっぷりのサングラス「PARIS MIKI Collection CSR-3327L」

リムがないからこそ可能になった、遊び心のあるカッティングが特徴的なサングラスもあります。一見すると、かけこなすのが難しいデザインに見えますが、ラウンド型に近い形状で意外と顔に馴染みやすいのが特徴です。
選ぶポイントは「かけ心地」と「レンズの形」
「軽ければ軽いほうがいい」と思ってしまいがちですが、一概に「軽い=かけやすい」ではないのがメガネの難しいところ。レンズとフレームのバランスも考慮して、一人ひとりの顔の大きさやフィット感のあるメガネを選ぶことが大切です。
お気に入りのリムレスメガネを見つけよう
シンプルで素顔に近い印象を与え、軽さも実現しているリムレスメガネ。
トレンドを楽しみたい人はもちろんのこと、「コンペのプレゼンなど、緊張感のある場にもしっくり馴染むメガネが欲しい」「なるべく軽いメガネをかけたい」など、あらゆるニーズに合わせて幅広く愛用いただけます。
店頭では、実際にさまざまなレンズの形をお試しいただきながら、お気に入りのメガネを見つけることができます。気になる方は、お近くの店舗でお気軽にご相談ください。
※本記事は2022年2月21日に公開した分を、2025年12月8日に更新したものです。
- 取材:文=つるたちかこ+ノオト
- 編集=ノオト