自宅でスッキリ! 超音波洗浄機でメガネの細かな汚れを取り除こう
2022.03.07
メガネ販売店の店頭に置いてある「超音波洗浄機」。メガネに付着した汚れを超音波の力で浮かせてくれる優れものですが、花粉やPM2.5など、目には見えない小さな汚れが付着しやすいこれからの季節にもおすすめです。
この超音波洗浄機、家庭用サイズが展開されているのをご存知でしょうか? いつでもキレイなメガネを使いたい方はもちろん、メガネ以外にも使えるそう。今回は、自宅で使える超音波洗浄機をご紹介します。
毎日使うメガネは、いつでも清潔に保ちたいですよね。しかし、日頃からメガネ拭きや専用クリーナーを使ってお手入れしていても、レンズとフレームの間に小さな汚れが溜まっていたり、鼻あて部分にファンデーションや皮脂汚れが付着していたり、人の手だけでは取りきれない汚れもあります。
そんな普段のお手入れだけでは落ちにくい汚れや、指の届かない部分の汚れを落としてくれるのが「超音波洗浄機」。
超音波洗浄機とは、その名の通り超音波を使って洗浄します。使われている超音波は40kHz程度。
水中で超音波を振動させることで小さな泡が発生し、細かい隙間に入り込んでいる隠れた汚れや、レンズ表面に付着した汚れを浮かせて落としてくれるのです。
ここからは実際に家庭用の超音波洗浄機を使って、メガネを洗浄したいと思います。
今回使用する家庭用の超音波洗浄機は『スマートクリーンPRO(9,020円・税込)』。
幅18.5cm×高さ5.9cm×奥行9.8cmと、メガネ販売店の店頭にあるものと比べても、非常にコンパクトな作りです。滑りにくい触り心地で、3色(ミント・レッド・ネイビー)のカラー展開もされているので、ご家庭のインテリアや内装に合わせて選ぶことができます。
メガネを洗浄する方法も3ステップとシンプル。
- 蓋をあけ、コップなどで水道水を規定ラインまで入れる
- メガネを入れる
- 電源ボタンを押す
電源は5分間で自動オフになりますが、メガネの洗浄には1〜2分が最適。長い時間やった分だけ汚れが落ちるのではなく、水に浸けている時間が長くなるほどメガネを痛めるリスクがあるため、規定の時間内で電源を切ることが重要です。
メガネを入れる際には、レンズ面が上になるように入れます。これは、レンズ面を下にしてしまうと、洗浄槽が直接レンズに当たり、振動で傷ついてしまう可能性があるため。超音波によって緩んだネジが取れてしまうこともあるため、事前の確認が必要です。
また天然のべっ甲や木製、宝石が付いているフレームの場合、超音波の力でフレームが剥がれたり、壊れたりする危険性があるため、事前に取扱説明書を確認しましょう。
<『スマートクリーンPRO』で洗浄できないもの>
・べっ甲、真珠、エメラルド、オパール、琥珀、石材、革製品
・接着、接合したメガネ、宝石類
・メッキ塗装加工が劣化しているもの
・腕時計本体
・コンタクトレンズ
・偏光レンズサングラス
ここからは超音波洗浄機『スマートクリーンPRO』を実際に使った様子をお届けします。どれだけキレイになるかを検証するため、2〜3日クリーニングしていないメガネを使用しました。
『スマートクリーンPRO』に水を入れたら、レンズ面を上向きにした状態でメガネを入れ、電源ボタンを押します。


待つこと1分、取り出しただけで汚れがスッキリ除去されているのがわかりました。水道水で洗い流し、ティッシュペーパーか柔らかい布で水分を拭き取ったら、メガネ拭きで仕上げ拭きすればOK。
キラキラと輝くレンズになり、鼻あて部分にあった皮脂汚れも取れていました。実際にメガネをかけてみると、いつも以上に視界がクリア! 買った時の気持ちを思い出させてくれました。
使用頻度としては、週に1〜2度がおすすめ。普段のお手入れにプラスして、超音波洗浄機を活用してみてくださいね。
ちなみにメガネだけでなく、入れ歯や腕時計の金属バンド、金属アクセサリー、コイン、シェーバーの刃、ナイフ・フォークといったカトラリーなども超音波洗浄機が使えます。
化学変化による変色やサビなどを取り除くことはできませんが、表面についた汚れを浮かせて輝きを取り戻すことができるそう。今回は、5年以上使っている腕時計の金属バンド部分も洗浄してみました!
超音波洗浄機の使い方はメガネの時とほぼ変わりませんが、時計の本体部分は水に浸からないように使用しましょう(ふたを開けたまま使えます)。
メガネも時計もアクセサリーも、一台でいくつも洗浄できるのはとっても便利ですよね。ぜひご家庭にある汚れを超音波洗浄機でピカピカにしてみてくださいね。
※ 素材により使用できない製品もあるため、事前に取扱説明書をご確認ください
使用上の注意点
とっても便利な超音波洗浄機ですが、最後にメガネ洗浄する場合の注意点をおさらいします。
<洗浄時間に注意する>
メガネの洗浄時間は、1〜2分で終わらせましょう。
<洗浄できない製品を利用しない>
メガネフレームに天然のべっ甲、木製、宝石が付いているものは使用できません。
<レンズ面を上向きに入れる>
傷つきの原因になるため、洗浄槽に直接レンズが触れないように入れましょう。
<洗浄前にメガネの状態をチェックする>
ネジの緩みやレンズに傷がある場合、ネジが取れたり、レンズのコーティング剥がれを誘発したりする可能性があるため、使用は控えましょう。
快適にメガネを使うためには、ご家庭でのクリーニングや定期的なメンテナンスが大切です。少しでも長く使うために家庭用の超音波洗浄機を取り入れてみるのはいかがでしょうか? 使用する前に心配な点があれば、パリミキの店舗へお気軽にご相談ください。
(取材・撮影:文=つるたちかこ / 編集=ノオト)
※記載されている内容は掲載当時のものです。現状と内容等が異なる場合がございますのであらかじめご了承ください。
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