「度数が合わなくなった」「もう長い間使っていない」など、仕舞い込んだままのメガネはありませんか？パリミキでは、お客様からお預かりしたメガネをリメイクし、スリランカへ寄贈する「PARIS MIKI SUPPORT ACTIVITIES」の活動を行なっています。今回は、パリミキが30年以上続けているメガネの寄贈活動についてご紹介します。

「PARIS MIKI SUPPORT ACTIVITIES」の歴史は古く、1991年までさかのぼります。約30年で、5万5,000本のメガネをお届けしてきました。2022年もメガネをスリランカ大使館へお届け予定です。どのように「PARIS MIKI SUPPORT ACTIVITIES」の活動が始まったのか、スリランカ大使館での寄贈式に参加している、コンプライアンス室の青山ゆう子さんに聞きました。

「発展途上国にメガネを寄贈する動きは、1988年頃からスタートしました。当時、皇室関係者の方から取り組みのご相談をいただき、パリミキお客様の会『ぬうびじょんくらぶ』が主体となり、全国から使われなくなったメガネを集めたのが始まりです。1991年、全国から集まった約1,000本のメガネをスリランカ大使館へ寄贈し、それ以降はお渡しできるメガネがまとまり次第、寄贈しています」（青山さん）

お客様からお預かりしたメガネやサングラスは、そのまま寄贈されるのではなく、一度社内で保管されます。

「基本的にお客様からお預かりするメガネやサングラスは、感謝の気持ちとともに全てお預かりします。しかし、フレームが歪んでいたり、レンズに汚れがあったり、そのままの状態ではお渡しできないメガネがどうしても出てきてしまうのです。そこで、一度社内で、状態をチェックしています。できる限りクリーニング・修理した状態でスリランカへお届けすることを心がけています」（青山さん）
クリーニングや修理に関わるのは、岡山県にあるメガネの専門学校『ワールドオプティカルカレッジ』の学生たち。スリランカで待つ人たちを思いながら、一つひとつ心を込めてクリーニング・修理を行っています。
「自分には必要のないメガネでも、どこかで役に立つ機会が与えられればメガネ自身もうれしいと思います。使っていただいたお客様のまごころと共にスリランカへお届けしていますので、ひとりでも多くの方にこの取り組みを知っていただき、ご協力いただけるとありがたいです」（青山さん）

パリミキでは、スリランカへ寄贈する「PARIS MIKI SUPPORT ACTIVITIES」だけでなく、被災地や海外への支援活動も行っています。

台風や地震による自然災害で、慌てて避難された方の中には「メガネをなくしてしまった」「壊れてしまった」という人もいらっしゃいます。そこで在庫の商品やメーカー様にご協力いただき、緊急支援用メガネを無償提供しました。また、2020年には新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、花粉用ゴーグルと防塵ゴーグル約1,000個を医療従事者に寄贈しています。

今回ご紹介した「PARIS MIKI SUPPORT ACTIVITIES」は、ご家庭にあるご不要になられたメガネに新しい命を吹き込む寄贈活動です。使わなくなったメガネを店頭にお持ちいただくと、全国のパリミキでご利用可能な1,000円分のクーポンを差し上げています（数に限りがございます）。

店頭へお持ちいただくメガネやサングラスは、デザインや利用年数に関係なくお預かりします。ご来店時、店頭スタッフへ「寄贈したい」とお伝えください。フレームやレンズに破損がある場合はお預かりできない場合がございます。あらかじめご了承ください。

新しいメガネを購入する際やお買い物のついでなど、ぜひお気軽に店頭へお立ち寄りください。

（取材：文＝つるたちかこ　／　編集＝ノオト）

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