メガネ(眼鏡・めがね)のPARIS MIKI

レンズとフレームの選び方で「目が小さくなる問題」をどう緩和する?

2023.04.17

フレーム レンズ その他

メガネの試着時にはピッタリだったのに、レンズを入れたら「なんか違う……」。強い近視の人によくあるのが「メガネをかけると目が小さくなる」問題です。

これは、近視の方の場合、レンズの屈折によってどうしても起こってしまう現象。メガネをかけている限りつきまとう悩みですが、この現象を「気にならなくする」ちょっとしたコツをご紹介します。

メガネは、丸いレンズの中心と瞳の位置をあわせ、フレームの形にカットすることで完成します。近視用のメガネレンズは、中心に向かって薄くなる「凹(おう)レンズ」が使用されています。凹レンズを通してものをみるとものが小さく見えるため、強い度数になるほどメガネをかけている人の目が小さく見えてしまうのです。

こうした問題を解決するために、まずは「薄型のレンズ」を選ぶのがおすすめです。レンズには、同じ度数でも、屈折率が違うものが多数販売されており、屈折率の数値が大きいものほど、レンズは薄く仕上がります。

薄いレンズのほうがかけたときの見栄えがよくなるだけでなく、レンズ周辺に発生しやすいうず(レンズの側面が正面から見え、レンズ外周部のふちのように見える現象)を少なくする効果があります。屈折率が高く、かつ非球面のレンズを選択することで、レンズを薄く仕上げられます。

さらに、フレーム選びにあたっては、レンズ面積の小さいものを選ぶのが良いでしょう。横幅がせまく、顔の輪郭内に収まるようなフレームを選び、そのうえレンズを薄型非球面レンズにすることで、こうした問題を目立ちにくくしてくれます。

「目の小ささ」が気になる方は、メガネの存在感を高めることがポイント。印象の強いフレームを選ぶで、目の小ささに注意が向かなくなることもあります。

例えば、プラスチック素材など、フレームの太いものや目立つカラーフレームにすると、目の大きさよりもメガネそのものに視線を集められるので、目が小さくなっていることが気にならなくなるかもしれません。

また、目尻周辺にパーツをつけてアクセントにしてみたり、個性的なフレームにしてみたりすることでも同じような効果が期待できます。

「目が小さくなる問題」と合わせて起きがちな、目の周囲の、レンズを通した部分だけ「自分の顔の輪郭が内側に入って見える」現象。これが気になる方は、カラーレンズを使ってみるのはいかがでしょうか。

肌の色に近いカラーレンズを使うことで、目の小ささだけでなく、この「輪郭の変化」を目立ちにくくさせることもできます。レンズカラーは、ピンク色などの膨張色を選ぶのがおすすめです。

最近では、カラーレンズも日常使いする人が増えてきました。パリミキでは、お手持ちのメガネをカラーレンズに交換することも可能です。お手持ちのイメチェンさせてみたいフレームがあれば、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

対策方法をお伝えしてきましたが、フレームやレンズに問題がなくても、鼻パットの位置によって、目が小さくなっている人もいます。レンズと瞳の間隔は、常に正しい位置にしておきましょう。距離が近すぎても遠すぎても、「見えにくさ」を感じてしまうため、見た目だけの問題ではなくなってしまいます。

パリミキでは、お客様にメガネをお渡しする前に必ずフィッティングを行っています。お客様の鼻の高さ、レンズと瞳の距離がベストな状態に調整し、お渡しします。

「目が小さく見えるから」、「輪郭が内側に入って見えるのが嫌」と、メガネをかけるのを億劫に感じている人がいるかもしれません。しかし、ちょっとした対策で強度近視の方でも見栄えするメガネをかけることができます。メガネ選びに迷ったら、お気軽にお近くのパリミキ店舗へご相談ください。

(取材:文=つるたちかこ / 編集=ノオト)

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