「眼鏡(がんきょう)作製技能士」とは? パリミキの資格取得の取り組みについて
2023.03.06
2022年11月に生まれた国家検定資格「眼鏡(がんきょう)作製技能士」は、「メガネを作製する技術向上」と「お客様への最適な提案・販売」を提供し、お客様の目の健康を守るために作られた資格です。業界資格制度だった「認定眼鏡士」資格を前身とし、体系化した「メガネを仕立てる技術」を国家検定資格とすることで誕生しました。
パリミキは、同資格の制定にあたって「メガネを仕立てる技術」の国家検定資格化を推進するだけでなく、制定以降はメガネを通してお客様に安心・安全をとどけるため、社員の同資格取得を進めています。
そんな、メガネ作製の総合エキスパートでもある「眼鏡作製技能士」とは、一体どのような資格なのでしょうか。
眼鏡作製技能士は、「視力の測定」や「レンズ・フレームの販売」、「メガネのフィッティング」など、お客様にあわせたメガネを作製・販売にあたって必要な知識と能力を習得した、いわば「メガネの総合エキスパート」のこと。すべての生活者へメガネ作製を通して「目の健康」を提供するため、2022年11月に新しい国家検定資格として生まれました。
眼鏡作製技能士の技術は、メガネ使用者の「仕立て」に役立てられます。まずは、メガネの「掛け心地」と「見え心地」の改善。同じフレームをかけていても、メガネ販売員の視力測定の制度やフィッティングの技術によって、掛け心地と見え方は大きく変わってきます。
メガネ使用者によって顔の形はもちろん、見え方も違うため、「その人にあったメガネのフィッティング」を行うためには、専門の知識と技術が必要不可欠です。
もうひとつが、「フレームのご提案」です。日常的にメガネをかけている人は、新しいフレームのメガネを購入するときも「いつものメガネと似たデザインで」となってしまいがち。そこで眼鏡作製技能士に相談することで、普段では選ばないフレームから、その人に似合う、新鮮なフレームを提案できることも。
そういった「メガネの仕立て」を通して、使用者の見え方の悩みを改善したり、新しい自分に出会うお手伝いをしたりするのが、眼鏡作製技能士の役割です。
資格者の認定は、公益社団法人・日本眼鏡技術者協会による試験を通して行われます。試験内容は、「学科試験」と「実技試験」の2つ。1級と2級があり、2級取得に必要なメガネ作製の技術や知識と実務経験に加えて、「トレンドを把握した提案」や「眼科専門医と連携するための知識」など、1級取得にはより高度な知識が必要になります。
資格士の役割が世の中へ広く浸透することで、まずはすべての方がその人にぴったりなメガネをかけられるように。そして、専門知識を通してメガネショップと眼科医との連携がよりスムーズになり、「資格保有者在籍店」ステッカーが貼られた店舗は「安心してメガネが選べるお店」とお客様から認知される……。資格の認知拡大を通して、そんな世界を目指しています。
パリミキの店舗では、「お客様にあわせたメガネをご購入いただく」というこれまで私たちが守ってきた価値はそのままに、販売スタッフの経験や技術力を国家検定資格という形にすることで、よりお客様に「安心」とパリミキの持つ「高い技術力」をご提供できるようになりました。
「眼鏡作製技能士」は、2022年11月時点で6,089名。パリミキには、その12%にあたる746名の眼鏡作製技能士が在籍しています。パリミキの社員全体では、約5人に1人がこの資格を所有しています。
▼国家検定資格 「眼鏡作製技能士」 パリミキ 703名誕生!(プレスリリース)
https://www.paris-miki.co.jp/pressrelease/detail/20221124142116.html
またパリミキでは、独自の社内資格やポイント制度など、社内研修のシステムによって眼鏡作製技能士資格を持たない社員であっても、同資格の2級の基準に近い技術とスキルを保有しています。今後は、眼鏡作製技能士 1級を持つ社員によるサポートなどを通して社員の資格取得を進め、2024年度までに、社員の資格保有者数1,200名を目指しています。
多くの方のメガネや「見え方」の悩みにもっと寄り添うために新しく生まれた「眼鏡作製技能士」の資格。まだ生まれたばかりですが、初めてこの資格を知った方は、普段のお出かけ先で眼鏡作製技能士が在籍しているメガネショップを探してみてはいかがでしょうか?
プロフェッショナルの接客をうけて、これまでに経験したことがないような、新しい「メガネを作る」楽しさに触れられるかもしれませんよ。
(取材:文=つるたちかこ / 編集=ノオト)
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