日本人の顔立ちにフィットするサングラスとは? 選び方のポイントを解説
2024.02.05
一般的に「日本人は、欧米人と比較すると顔の彫りが浅いため、サングラスが似合わない」などと言われることがあります。実際、サングラスを試着してみたものの似合わなかった……という経験がある方もいるのでは。
しかし、近年はアジア人向けに製造されたサングラスが増えています。デザインやサイズ、カラーの選び方次第では、ばっちり似合うサングラスが見つかるかもしれません。
では、自分に似合うサングラスはどのように選べばいいのでしょうか? 日本人の顔立ちにフィットする、おすすめのサングラスとあわせてご紹介します。
サングラスはもともと欧米の文化であり、広告でも欧米人のモデルが起用されていることが多いです。しかし、欧米人と日本人では顔の作りが違うため、実際にサングラスをかけてみると、「なんだかイメージと違うな」と感じてしまうこともあるでしょう。
そもそも、欧米のブランドのサングラスは、鼻が高く顔幅が細い欧米人の骨格に合わせて作られているため、フロント(レンズの部分)の傾斜が強くて鼻当てがなく、テンプルもまっすぐに作られている傾向があります。
それを日本人がかけると、鼻に引っかからずにずり落ちたり、顔の横幅がきつくてサングラスが前に押し出されてしまったりするのです。
しかし、最近は多くのブランドでアジア人向けのモデルが販売されています。アジア人向けのモデルは、フロントの傾斜が緩やかで鼻当てがついていて、顔幅が広く、テンプルが顔の側面を包み込むようにカーブしています。そのため、日本人がかけても違和感なく顔にフィットするのです。
とはいえ、「アジア人向けのサングラスなのに、試着してみたらなんだか似合わない」ということもあるかもしれません。そんなときは、以下のことに注意してサングラスを選んでみてください。
サングラス初心者には、シンプルで目立ちにくいデザインがおすすめ。フレームが細くてレンズカラーが薄いものなら、顔馴染みがよく自然にかけることができます。レンズカラーが薄いと相手から瞳が見えるので、コミュニケーションの際に目元の表情が伝わり、安心感を覚える人もいるでしょう。
レンズカラーが薄いサングラスは、レンズカラーが濃いものに比べると光の遮蔽効果がやや落ちます。とはいえ、眩しさを抑えて紫外線をカットする機能は搭載しているのでご安心ください。また、最近は室内と室外で色が変わる「調光レンズ」のサングラスも人気です。
なお、サングラスをかけた状態で鏡を見ると、レンズの色を通して自分の像を見ることになるため、他者から見たときよりもレンズカラーが濃く感じられます。鏡を見て「レンズの色が濃いな」と感じても、周囲からはそこまで濃い色には見えていないので、あまり気にしないでくださいね。
サングラスは一般的に「眉をフレームの上のラインと合わせる」もしくは「眉が隠れるくらい大きなものを選ぶ」とよいといわれています。
ただし、日本人と欧米人では目と眉の間隔が違います。眉と目の間隔が広い日本人がフレームを眉に合わせようとすると、サングラスが顔のかなり上に位置し、不自然になってしまうことも。そのような場合には、「眉のすぐ下」にフレームが来るものを選ぶといいでしょう。
人の顔の形はさまざま。それぞれの輪郭に合うフレームを選ぶと、フィットするサングラスを見つけやすくなるでしょう。選ぶときは、サングラスのデザインで最も目立つ部分や重心、つまり「アクセント」がどの場所に置かれているのかを意識するのがポイントです。
卵型・・・どんな形もバランスよくかけられます。
丸顔・・・アクセントを上に持ってくることで、丸い輪郭をシャープに見せます。レンズの形もスクエア(四角)や浅めのウェリントン(丸みのある逆台形)など、すっきりシャープなデザインがおすすめです。
三角顔・・・アクセントを下(頬)方向に、曲線を帯びたものにすることで柔らかい印象を与えます。横幅の深いなだらかなラインを選びましょう。オーバル(楕円)、ラウンド(丸)、やわらかなバレル(六角形)などの曲線的な形状のレンズで、アンダーリムフレーム(上縁なしのフレーム)がおすすめです。
面長・・・縦幅の深い、ややシャープなデザインがよく似合います。ボストン(丸みのある逆三角形)、ウェリントン(丸みのある逆台形)、バレル(六角形)などの形状のレンズかつ、クラシックな印象のフレームがおすすめです。
四角顔・・・アクセントが下にある、縦幅の深いやや大きめなラインがおすすめ。ゆったりしたボストン(丸みのある逆三角形)やバレル(六角形)、大きいラウンド(丸)タイプのソフトなラインを選ぶとよいでしょう。
はじめて挑戦する人にもおすすめの、日本人の顔立ちにフィットしやすいサングラスを4つ紹介します。
自分に似合うサングラスを選びたい方は、知識が豊富なお店の人に相談をしたり、いろいろなものを試着したりして、まずは「試しにたくさんかけてみる」ことから始めましょう。
美容室にイメージ写真を持参するように、サングラスを買いにいくときも、「こういうふうになりたい」といったイメージ画像を用意するとスムーズです。
ちょっと難易度が高いイメージのサングラスですが、どんなデザインが自分にフィットするのかがわかれば、決して難しくはありません。帽子やマフラーやアクセサリーなどの感覚で、ファッションアイテムとして気軽に取り入れてみましょう。
(取材:文=吉玉サキ / 写真=舛元清香 / 編集=ノオト)
※記載されている内容は掲載当時のものです。現状と内容等が異なる場合がございますのであらかじめご了承ください。
ご来店のみのご予約も可能です
試着したい商品がお決まりでなくても
ご来店のみのご予約も可能です。
お近くの店舗を選んでご予約ください。