おしゃれな老眼鏡のかけこなし術 レンズとフレームで、自分らしくメガネを楽しむ
2024.06.17

老眼鏡と聞いてどのようなイメージを持つでしょうか? 「地味」や「恥ずかしい」など老眼鏡にネガティブな印象があるかもしれません。
しかしその考え、ちょっと古いかも!?
昨今の老眼鏡は大きく進化しており、自由なフレームで老眼鏡を楽しめるようになりました。今回は、自分らしく老眼鏡を楽しめるおしゃれな老眼鏡のかけこなし術をお伝えします。
「老眼鏡」でも好きなフレームが選べる
老眼鏡は雑貨店で販売されている「既製老眼鏡」のように、あらかじめ度数とフレームが決まっているもの……と思うかもしれません。
メガネ店では、お客様の見え方をチェックした上でメガネを作るため、それぞれの見え方や好みの掛け心地にあわせた「オーダーメイド」の老眼鏡を作ることができます。フレームはもちろん、レンズの種類も豊富なので「相談しながら老眼鏡を作りたい」と思っている方、初めての老眼鏡を作製する方はメガネ店がおすすめです。
老眼鏡を作る時の注意点は?

そもそも老眼とは、加齢によって手元のピント調節機能が低下した状態のこと。それを矯正する老眼用のメガネには、2つの種類があります。
1つは、長時間の使用が可能な「遠近両用メガネ」。近視用メガネと老眼鏡が一緒になったレンズを使用しているため、近視に悩む人でも、普段のメガネと近い掛け心地で見ることができます。
もう1つがスマートフォンや新聞の文字が読みにくい、目がかすむなど見えにくさを感じた時だけに使う「リーディンググラス(老眼鏡)」。普段メガネを使用していない方が、必要な時にだけ使うものなので、日常生活は裸眼で過ごしていただけます。
老眼用のメガネを購入する際には、想定される「メガネが必要な場面」や使いたいシーンをイメージして、どんな老眼鏡が欲しいのか用途を明確にしておきましょう。レンズの種類もさまざまあるため、自分のライフスタイルにあった老眼鏡を選ぶことが大切です。
レンズの見た目は? 重さは?
これまでの老眼鏡は、分厚く重たいイメージがあったかもしれません。最近では薄くて軽いレンズが主流となり、見た目にも老眼鏡とわからないものがほとんどです。
メガネ店で購入する際には、検査をした上で度数を決定します。すでに老眼鏡を使っている方も、加齢によって度数が変化していくため、定期的な検査がおすすめです。見え方に不安がある方は、今お使いのメガネやコンタクトなど、現在の視力がわかるものをメガネ店までお持ちいただくのが安心。
近視用メガネやサングラスを選ぶのと同じように、好きなフレームと度数の合ったレンズで老眼鏡を作りましょう。
老眼鏡のかけこなし術
ここからは、実際のフレームと共に老眼鏡のかけこなし術をお伝えしていきます。
どんなファッションにもハマる「王道フレーム」

初めて老眼鏡を使う方におすすめしたいのが、やっぱり「王道フレーム」。細めのメガネフレームは、日常生活のどんな場面にも、どんなファッションやお顔にも馴染む、持っていて損はない1本です。

メガネと聞いてイメージする人も多い、太めの黒縁メガネで老眼鏡を作る、という方法も。お顔に合わせたフレームの種類も多く、ビジネスやカジュアル、どんな場面でもばっちりキマるオールラウンダーです。初めての老眼鏡として、いつでもかけられる1本を探している人はぜひ。
パリミキでは、日本人のお顔立ちに似合う定番のメガネフレームを多数展開しています。仕事でもプライベートでも違和感なく使えるメガネをお探しの方におすすめです。
気持ちが上向く、アイテムとしての老眼鏡

「頻繁に掛け外すもの」というメリットを生かし、「手に取ると、自分の気分があがる」アイテムとして、お気に入りを詰め込んだ老眼鏡を作ってみるのはいかがでしょうか。普段は「ちょっと個性的すぎるかな?」と思うようなフレームやデザインのメガネに手を出してみるのもおすすめです。
たとえば、カラー付きのレンズもその1つ。普段遣いのメガネではちょっとハードルが高いパープルの色がついたレンズも、掛けてみたら想像以上に「自分に馴染む」かもしれません。

フレームだけみると「個性的すぎるかな?」と感じる丸メガネですが、実際にかけてみると知的でやわらかな印象を与えてくれます。おしゃれアイテムとしてメガネを楽しみたい、チャームポイントとしてメガネを活用したい方におすすめです。
派手なくらいがちょうどいい「個性派メガネ」

掛け外しする機会が多い老眼鏡。せっかくなら利用シーンやファッションごとに使い分けしちゃいましょう。
お友達との旅行には写真映えも意識したメガネ、ちょっとしたパーティにはシックでフォーマルなメガネ、お散歩や休日のデートで利用する際にはカラーレンズ入りのメガネなど自分らしさを演出するアイテムとして活躍してくれます。
注意点としては、サングラスのようなサイズの大きいフレームの場合は重さが気になってしまうことも。メガネ店で購入する場合は、どんなシーンで使いたいのかスタッフにお声がけいただければ、おすすめのメガネをご提案させていただきます。ぜひお気軽にお声がけください。
昔使っていたメガネを老眼鏡に
数年前に使っていた度数の合わないメガネがタンスや引き出しの肥やしになっていませんか?
パリミキでは他店で購入したフレームでも、レンズ交換OK。
丁寧に点検・検査した上で、今の見え方にぴったりなメガネに蘇らせることが可能です。
価格は、2枚1組が8,800円(税込)。
近視、乱視、遠近両用、老眼鏡などさまざまなレンズに対応していますが、特殊なレンズを使用する場合やフレームの素材によっては価格が変わる場合や、交換できない場合もございます。詳しくは店舗へお問い合わせください。
もっと老眼鏡を楽しもう!
老眼鏡と聞くと「年をとったな……」と寂しい気持ちになる方もいるかもしれませんが、見方を変えればメガネというおしゃれアイテムをひとつ使えるようになった、と考えられます。
「ちょっと派手すぎるかな?」「個性的すぎるかな?」というデザインでも、掛け外しが多い老眼鏡なら手軽にチャレンジができますよね。今日はお仕事モード、明日はおしゃれになどメガネと一緒に気分転換しながら、手元も見やすくなるなんて一石二鳥! 見え方が変われば、気持ちも前向きになりますよ。
パリミキでは、検査からフレーム選びまでスタッフが丁寧にお手伝いさせていただきます。あなたらしい老眼鏡で、快適で楽しい日々を過ごしてみませんか?
- 取材:文=つるたちかこ
- 写真=舛元清香
- 編集=ノオト