メガネ(眼鏡・めがね)のPARIS MIKI

鼻パッドがないメガネ『POWANT(ポワント)』商品担当者にインタビュー

2025.09.15

フレーム

2025年夏、鼻パッドがないストレスフリーなメガネ『POWANT(ポワント)』がパリミキから発売されました。「跡が残る」「色素沈着が不安」「痛みを感じる」など、鼻パッドによる悩みから解放されるとのこと。一体どんなメガネなのでしょうか?

今回は『POWANT(ポワント)』の商品企画を担当した久田羽南さんにお話を伺いました。

「仕方ない」をなくしたい

商品企画を担当した久田さん

——まず、『POWANT(ポワント)』がどんなメガネなのか、詳しく教えてください。

久田:『POWANT(ポワント)』は、2025年7月に販売がスタートした「鼻パッドがないメガネ」です。一般的なメガネは、「モダン(耳にかける部分)」と「鼻パッド」の2点で支える構造になっています。一方、『POWANT(ポワント)』は、テンプル(つる)にもう一本アームを設置することで、鼻パッドがなくてもお顔にフィットするように設計されています。

もう一本のアームは、こめかみ付近にフィットする構造。「こめかみホールドアーム」という名前が付いているんですよ」と久田さん。

久田:パリミキでは過去にも「鼻パッドがないメガネ」を販売してきましたが、より使いやすく、男女問わず幅広い世代の方に親しんでいただけるよう、構造やデザイン、色合いなどを追求しました。

——確かに圧迫感を感じることもありますが、それがメガネの「当たり前」だと思っていました。

久田:そうなんです。鼻パッドが当たることに痛みやストレスを感じていても、「仕方がない」と我慢している方が一定数いらっしゃいます。

店頭で接客を担当していたころから、鼻パッドの跡が残ったり、痛みを感じたりするという声をいただいていました。女性の場合、メイク崩れを気にされる方もいらっしゃいますね。私自身も長時間かけている際に痛みを感じていたのですが、過去に販売されていた鼻パッドがないメガネをつけたらとっても快適だったんです。

ロゴやグラフィックでも「ぽわんとしたかけ心地」を視覚的に表現

『POWANT(ポワント)』という名前は、ストレスフリーで雲のように「ぽわん♪」と浮いているようなかけ心地を体感していただければという思いから名づけました。

「こめかみホールドアーム」で包み込むように支える

——鼻パッドがなくても、しっかりお顔にフィットするのでしょうか?

久田:「こめかみホールドアーム」が鼻パッドの代わりをしてくれています。やさしい肌あたりのラバー素材を使っているので、圧迫感のない自然なつけ心地でお顔に馴染みます。

また、アームとモダンの芯部分には、強度と弾力性がある「βチタン」という素材が使われており、お顔の輪郭にフィットします。重さがアームとモダンで分散されるので、しっかり軽さを体感していただけるでしょう。

「どれどれ?」と覗き込むと……

——正面から見た時に、アームが見えたりしませんか……?

久田:実際にかけてみましょうか?

——あっ! 久田さんのようなロングヘアの方だと、髪の毛に隠れてアーム部分がほとんど見えません! かけたときに「こめかみホールドアーム」が見えにくい設計になっているんですね。

久田:はい! テンプルと「こめかみホールドアーム」の色を揃えて、横や正面などどこから見てもアームが気にならないように設計しています。ここもこだわった部分ですね。

最近ではテレワークをする方も増えていると思いますが、オンライン会議の画面に正面から映ったときにも違和感はないと思います。メガネを愛用されている方だと「あれ? 鼻パッドがないぞ?」と気づくかもしれませんが(笑)。

——確かに! 鼻の汗や皮脂でメガネが下がってくることがあるのですが、「こめかみホールドアーム」にすることでそのお悩みも解決できそうですね。

久田:こめかみ部分も汗はかくので、下がってくることはあるかと思いますが、頻度は抑えられるのではないかと思います。ただ激しい運動や屋外での活動などで頭を動かす機会が増えると、ズレや揺れが気になる方もいらっしゃるかもしれません。使うシチュエーションによっては、鼻パッドのあるメガネの方がよいこともあるので、どのような場面や頻度で使うかは、店舗スタッフにご相談いただければと思います。

『POWANT(ポワント)』を特におすすめしたい人

  • 自宅でかけるメガネを探している方
  • デスクワーク業務が多い方
  • 鼻パッド部分の圧迫感や痛みを我慢している方
  • 鼻パッドによるメイク崩れや色素沈着が気になる方
  • 読書やパソコン作業など目を使う時に、余計なストレスを感じたくない方

初めてのメガネにもおすすめ

デザインは4種類。赤、青、茶、黒とカラーバリエも豊富

——普段からメガネを使っている方は『POWANT(ポワント)』の魅力を存分に感じていただけるように思います。初めてメガネをかける人でも使えるのでしょうか?

久田:もちろんです!普段コンタクトレンズを使っている方のご自宅用メガネとしてはもちろん、老眼で手元が見えにくく感じるようになった方や、視力低下が不安で「そろそろメガネを」と感じている方にもおすすめしています。

本来、メガネは快適な暮らしをサポートするものだと考えています。ですが、痛みや圧迫感がツラいといった理由で使用をためらったり、我慢しながらかけているのではメガネ本来の役割を果たせていない。ストレスを感じている方にぜひ一度使ってみてもらいたいですね。

——性別問わず使えそうなフレームが充実していますね。

久田:はい。『POWANT(ポワント)』は、4種類の型をそれぞれ3色ずつ展開しています。ユニセックスでお使いいただけるデザインを意識しました。例えば、ブラックは性別年齢問わず幅広く使っていただけるカラー。細身のメタルリムのフレームは男性に人気があります。

メガネ選びをもっと自由に

——ぜひ多くの方に手に取っていただきたいメガネですね。

久田:そうですね。メガネは生活をより心地よく、楽しくするためにかけるもの。余計なストレスや悩みを抱えることなく、気に入ったメガネを使っていただければと思います。お客さまのメガネにおける選択肢がひとつ増やせればうれしいですね。

——最後に読者のみなさんにメッセージをお願いします。

久田:今までにない構造のメガネなので気になる方も多いと思いますが、実際にかけてみると意外と自然に受け入れられるメガネだと思います。実際に試着いただくことで「こんなに違うんだ!」と『POWANT(ポワント)』の魅力を知って、驚いていただけるかな? と。ぜひ、店頭でお試しください。

「試着予約」がおすすめ

メガネは日常的に使うものだからこそ、実際にかけて相性を確かめることが大切です。
『POWANT(ポワント)』は、店頭での試着予約ができるうえ、在庫がない場合でもお取り寄せが可能。実際に試してみて購入しなくても費用はかからないので安心です。ぜひお気軽にご利用ください。

▼来店予約・試着予約の方法はこちらからどうぞ
https://www.paris-miki.co.jp/store/reservation/

  • 取材:文=つるたちかこ
  • 撮影=舛元清香
  • 編集=高橋亜矢子(ノオト)
掲載の商品は記事の公開および更新時点の情報です。

こちらの記事も読まれています!

この記事をシェア