子ども用メガネの作り方・選び方は? おすすめのキッズメガネも紹介
2019.02.19
更新日:2025.05.26

メガネが必要なお子さまにとって、適切なメガネをかけることは大切なこと。子ども用メガネは大人用のメガネとは違った選び方や注意点があります。この記事では、子ども用メガネを作る時の手順や選び方、知っておきたいことなどを詳しく解説していきます
子どものメガネが必要な理由
お子さんにメガネが必要と聞くと、ショックを受ける保護者の方もいるかもしれません。ですが、子どもの視機能の保護や発達のためには、適切なメガネをかけるのは非常に大切なこと。
子ども用メガネは、視力を補い目の負担を軽減するだけでなく、両目でものを立体的に見る力を養う働きを持ち、弱視や斜視の治療に用いられることもあります。視力が発達する幼少期に適切な矯正を行うことは、その後の人生の視力を守ることにも繋がるのです。
また、見たいものがきちんと見える、快適な視界を手に入れると、日常動作をはじめ、勉強や運動もスムーズに行いやすくなります。
子ども用メガネを作る手順

子ども用のメガネを作る時にはまず何からすればいいでしょうか。手順とともにその理由を確認していきましょう。
まずは眼科を受診する
視力が低下する理由は実にさまざま。弱視や斜視と診断された場合には、専用の治療メガネによる矯正が必要な場合もあります。そのため、子どもが初めてメガネを作る時は、まず眼科に行って正確な目の状態や視力低下の原因などを診てもらいましょう。
眼科を受診する時には、不安や疑問に思っている点を事前にメモをしておくと安心です。
処方箋を持ってメガネ店に行く
眼科を受診してメガネが必要な場合には、処方箋を発行してくれます。処方箋を受け取ったらなるべく早く、メガネ店に持参してお子さまのメガネを選びましょう。
子ども用メガネの店舗選びのポイント

現在は多くのメガネ店で子ども(キッズ)用メガネが取り扱われています。では一体どのようにしてお店を選べばいいのでしょうか。子ども用メガネを作る時に大切なことや、比較したいポイントをお伝えします。
フィッティングの技術力が高い店舗
メガネが正しく機能するには、一人ひとりの顔の形に合わせた丁寧な調整が欠かせません。そのため、大切にしたいのがメガネをフィッティングする技術が高いお店を選ぶこと。メガネを仕立てる国家資格「眼鏡作製技能士」がいる店舗を選ぶと安心です。
眼鏡作製技能士について詳しく知りたい方はこちらもどうぞ。
メンテナンスに通いやすい立地
成長期の子どもは身体と同様、視力も変化しやすいもの。年齢や視力の状態にあった適切なメガネが必要なため、大人以上にこまめなメガネのメンテナンスが不可欠です。通いやすい場所にあるメガネ店を選びましょう。
アフターケアが充実している
見え具合のチェックやかけ心地の確認、メガネのクリーニングや消耗部品のパーツ交換など、アフターケアがしっかりとしているメガネ店だとさらに安心です。
メガネが破損した時の保証がある
元気いっぱいのお子さまは、メガネのレンズやフレームを破損してしまうこともあり得ます。長く快適にメガネを使うためにも、保証内容や期間などをあらかじめ確認しておきましょう。
パリミキでは、中学生以下対象の「JUNIORミキ安心保証」があり、無料で見え方や品質、破損の保証をしております(期間・回数に制限あり)。通常保証よりも、フレーム破損保証やレンズ度数破損保証が充実しております。また、2年の保証期間(有償)も用意しています。詳しい内容を知りたい方は、ぜひこちらをご一読ください。
子ども用のメガネの選び方
カラーやデザイン、サイズなどのラインナップが豊富な子ども用メガネ。最近では、子どもの個性を生かせるようなおしゃれなデザインも増えています。ここでは子ども用メガネをどのような基準で選ぶといいか、ポイントや注意点を解説していきます。
子ども自身が気に入ったメガネを選ぶ

初めてメガネをかける時に「メガネをかけるのが恥ずかしい」と感じる子どももいます。メガネへの不安感や抵抗感をなくすためにも、お子さま自身が「かっこいい」「かわいい」と思えるカラーやデザインを選びましょう。自分で選んだメガネはきっとお気に入りになるはずです。
顔にフィットするメガネを選ぶ
ずれにくく、お子さまの顔にしっかりフィットしているかどうかも重要なポイントです。特に下記を確認しましょう。
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レンズの中心と目の中心が合っているか
- メガネが本来の力を発揮するには、目とレンズの位置が正しく合っていることが大切です。
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顔の幅とレンズの幅
- 顔の幅とメガネの幅が同じくらいかどうかをチェックしましょう。メガネが小さいと、窮屈さを感じてストレスに感じる原因になるので要注意です。
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テンプルのフィット感や長さ
- テンプル(つる)が顔にフィットしていること、耳の後ろにしっかりかかっていることを確認しましょう。細かいフィッティングはスタッフが行いますが、モダン(つるの先)がフィットしていないと、メガネがすぐにずれ落ちたり、耳が痛くなったりすることがあります。
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鼻パッドの種類
- 見落としがちなのが鼻パッドの種類。鼻パッドは、さまざまな素材が使われており、商品によって形状も異なります。かけ心地にも関係するため、相性の良いものを選びましょう。また、鼻パッドは折れたり曲がったりといった、トラブルの多い箇所であることも覚えておくといいかもしれません。
丈夫な素材のものを選ぶ
体育の授業や部活などでもメガネを使う場合には、なるべく丈夫な素材を選んでください。不具合がある場合には、見え方に影響が出るためすぐにメガネ店で調整してもらいましょう。
非球面設計のレンズを選ぶ
非球面設計のレンズは、球面設計のレンズに比べてゆがみが少なく、すっきりとした視界であることが特徴です。ただしお子さまの視力や状況によっては、球面設計の方が良い場合もあるので、メガネ店で相談して選ぶようにしてください。
子どものメガネの選び方をさらに詳しく知りたい人はこちらもどうぞ
個性が光るおすすめの子ども用メガネ
ここからは、初めてのお子さまでもかけやすいメガネを紹介します。軽量タイプのメガネや、ずり落ちにくい設計のメガネ、耐久性のあるメガネなど多種多様に取り揃えています。
どのメガネも、パリミキオリジナルの取り外し可能なクリングスパーツ(鼻あてを支える部分のパーツ)を採用していて、変形しても店頭で素早く調整が可能です。
定番人気のボストン型フレーム「PARIS MIKI Junior 901」

チタン製の前枠と超弾性樹脂のしなやかなテンプル(つる)を組み合わせた、ソフトな印象のボストン型フレームです。テンプルは長さを5段階で調整可能。モダン(つるの先)は圧迫感の少ない耳に沿った形状。お子さまの成長や動きにしっかり対応する安心設計です。
アクティブ派におすすめ「PARIS MIKI Junior 902」

前枠とテンプルの両方に超弾性樹脂が使われているので、スポーツを楽しむアクティブなお子さまにおすすめ。上述の「PARIS MIKI Junior 901」と同様、長さを5段階で調整できるテンプルと、圧迫感の少ないモダンが装備されており、お子さまの成長や動きにしっかり対応します。
男女問わずかけやすく色展開も豊富な「PARIS MIKI Junior 813」

軽く、しなりのある超弾性樹脂を使用した、丸みを持たせたウェリントン型のデザイン。落ち着いた色合いが特徴です。滑りにくいラバー素材がモダンに使われており、お子さまのお顔にしっかりフィットします。
ちょっと大人な印象の「PARIS MIKI Junior 814」

樹脂とメタルの組み合わせがおしゃれな印象のボストン型フレーム。軽く、しなりのある超弾性樹脂のほか、モダンに滑りにくいラバー素材を使用しているため、お子さまの顔にしっかりとフィット。テンプルには芯金が入っているので、お顔に合わせた調整が可能。ピンクやブルーなどの明るいカラー展開も魅力的です。
高品質な素材、サステナビリティにもこだわった「PARIS MIKI Junior 200」

デリケートなお子さまの肌に優しい素材で作られた日本製の高品質なメガネ。地球に優しいプラスチックやECOパッドを使用するなど、サステナブルであることにもこだわっています。JIS規格基準の2万回の開閉テストをクリアしており、アクティブなお子さまにもおすすめです。
子ども用メガネの助成金をチェック
9歳未満のお子さまで、眼科受診時に弱視や斜視などの理由で治療用メガネが必要と診断された場合、加入している健康保険や、一部自治体から助成金を受けられる場合があります。ただし、申請条件は加入している健康保険や自治体によって異なるため、条件をしっかり確認しましょう。
購入後、注意したいポイント
成長期のお子さまは、目の状態が変化しやすいだけでなく、破損などのトラブルも起こりやすいもの。メガネのサイズが合わなくなることもよくあることです。そのため、大人が注意して見ておく必要があります。
お子さまが目を細めていたり、顔を歪めて眺めていたりするのは、度数が合っていないサインかもしれません。何気ない仕草に違和感を感じたら、すぐに眼科で診てもらいましょう。
来店予約がおすすめ
メガネの購入は、フレーム選び、レンズの相談、フィッティングなどを行うため、思ったよりも時間がかかるものです。特に小さいお子さまは、長い待ち時間が苦手なため、できるだけスムーズに購入できるとうれしいもの。
そこでおすすめなのが、パリミキの試着・来店予約の利用です。気になる商品を事前に希望する店舗に取り寄せることもできて、効率よくメガネを選べます。※取り寄せた商品を購入しなかった場合でも、キャンセル料金等は一切かかりません。
ぜひ気になった方は、お気軽にこちらのページからお近くの店舗へ予約をしてみてください。
- 取材:文=大曽根桃子
- 編集=高橋亜矢子(ノオト)