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メガネ拭きのお手入れ方法 洗濯方法も解説

2021.02.08

グッズ・小物

メガネを快適に長く使うためには、お手入れがかかせません。メガネ拭きを使われている方も多いと思いますが、汚れたメガネ拭きを使い続けると、かえってメガネを傷つける原因になることがあります。この記事では、メガネ拭きの洗濯方法や、お手入れ時の注意点をご紹介します

メガネ拭きでメガネを拭いているにも関わらず、レンズの汚れがなかなか落ちない、ということはありませんか?またメガネ拭き自体が汚れてきている、ということもあります。一般的に、メガネ拭きの寿命は3~5年とされています。これを超えて使用しているなら、メガネ拭きを交換しましょう。

また、メガネ拭きに付着したホコリや皮脂などの汚れが蓄積していくと、メガネの汚れが取りにくくなります。蓄積された汚れがレンズを傷付けてしまい、メガネの寿命を縮めることもあります。特に、メガネ拭きはマイクロファイバーと呼ばれる細かい繊維を使用しているため、レンズの汚れをしっかり落とす一方で、生地自体に汚れを集めやすい特性があります。メガネ拭きを洗濯する頻度は、1週間に1度程度が目安です。メガネを長く快適に使うために、メガネ拭きもこまめに洗濯して清潔を保ちましょう。

メガネ拭きは、手洗いと洗濯機どちらでも洗濯できますが、基本的には手洗いがおすすめです。ここでは、メガネ拭きの洗濯方法を、手洗いする場合と洗濯機を使う場合に分けてご説明いたします。初めてメガネを購入した人や、正しいメガネのお手入れ方法を知りたい人はぜひ参考になさってください。

メガネ拭きに使われているマイクロファイバーという繊維は、ほかの布類に比べて繊細なので、手洗いで洗濯するのがおすすめです。洗濯機よりも生地に負担がかからないため、シワが寄るのを防いだり、素材を傷めず長く使用できたりするなどのメリットがあります。

40度程度のお湯を用意する
メガネに付着しているのは汗や皮脂、ホコリ、ゴミなどが多いため、水ではなくお湯の方がスムーズに汚れを落とせます。そこで、バケツや洗面器などに40度程度のお湯を用意しましょう。マイクロファイバーは化学繊維のため熱に弱いので、お湯は熱くしすぎないよう注意してください。

中性洗剤をお湯に溶かす
次に、中性洗剤を1〜2滴ほどお湯に溶かします。洗濯用の中性洗剤が自宅にない人は、食器用や台所用中性洗剤でもかまいません。中性洗剤は、酸性洗剤やアルカリ性洗剤などに洗浄力で劣りますが、手荒れなどの人的被害が起きにくいため、手洗いでも安心して使用できます。メガネ拭きに直接洗剤を付けるとすすぎ残しの原因になるので、必ずお湯に溶かして使いましょう。

優しく揉み洗いする
メガネ拭きはゴシゴシ擦るのではなく、優しく揉むように洗うのがポイントです。しつこい油汚れや生地に染み込んでなかなか落ちない汚れなどは、無理に落とそうとせず、しばらくつけ置きしてから洗ってください。つけ置きの時間は、30分程度が目安です。とはいえ、後から揉み洗いも行うので、15分ほどで一度様子を確認して、目立つ汚れがないようならそれでかまいません。長時間つけ置きしすぎると色落ちや汚れ戻りに繋がるので、汚れの度合いに応じて調節しましょう。

洗剤を残さないようすすぐ
揉み洗いで汚れを落としたら、繊維に洗剤を残さないようにメガネ拭きを丁寧にすすぎましょう。メガネ拭きに洗剤が付着したままだと、レンズを拭いた時に汚れが取れづらかったり、レンズが傷付く原因になったりします。3〜5回ほどを目安にしっかりとすすいでください。絞る時はねじらず、タオルに挟んで軽く叩くと生地を傷めずに水気を落とせます。

手洗いする時間がない人や、気軽にメガネ拭きを洗いたい人は、洗濯機を使用するとよいでしょう。その際は、そのまま洗濯機に入れるのではなく、ほかの洗濯物に絡んだり細かいゴミや糸などが付着したりしないように、必ず洗濯ネットを使用してください。

洗濯コースは、普段衣類を洗濯する時と同じでかまいません。なお、洗濯洗剤の種類によっては色落ちの原因になり、ほかの洗濯物に色が移ってしまうこともあります。白い洋服などと一緒に洗うのは避けましょう。

洗剤は、pH6以上8以下のオシャレ着用洗剤や中性洗剤を使い、漂白剤や柔軟剤は使わないでください。それでも、場合によっては色落ちでほかの洋服などが汚れ、対処に手間がかかることもあるので、心配な人は手洗いするのがおすすめです。洗濯が終わったら、直射日光に当てずに室内の風通しのよい場所で乾燥させましょう。

メガネ拭きに用いられているマイクロファイバーは、ほかの素材に比べて繊維が細く、実はデリケートな素材です。洗濯時には細心の注意を払いましょう。ここでは、メガネ拭きの洗濯時に注意すべきポイントを4つご紹介します。

メガネ拭きを洗濯する場合、漂白剤や柔軟剤は使用しないようにしましょう。漂白剤は頑固な汚れを落とすことができる一方で、洗濯物の繊維にダメージを与えます。メガネ拭きの素材は傷みやすいため、機能を失うことがあります。同様に、普段なら洋服やタオルの生地を柔らかくする柔軟剤も、メガネ拭きには不向きです。成分が生地に残ることで吸水性を悪化させ、レンズに付いた汚れや水などが拭き取りにくくなります。

また、使用する洗濯洗剤の種類によっては色落ちの可能性があるので注意が必要です。洗剤には酸性やアルカリ性のものがありますが、どのくらいのpHまで色落ちしないかはメガネ拭きによって違います。洗濯表示タグを参照するなど、各メーカーの指示に従いましょう。

メガネ拭きを手洗いする際、注意すべきはクロスの絞り方です。ねじって絞ると繊維が崩れて劣化の原因になることがあります。繊維に負担をかけないよう、手のひらで挟みこむように絞るのがポイントです。ほかにも、メガネ拭きをタオルで包みこみ、軽く叩いて水気を切る方法もあります。力をかけず作業できるので、何枚ものクロスを洗濯する場合や、小さいお子様と一緒に行う場合におすすめです。

「どうしてもメガネ拭きのシワが気になる」「梅雨時などでなかなかクロスが乾かない」などで、アイロンを使用することもあるでしょう。高温でアイロンをかけると繊維の質が落ちてしまうため、温度を調節しながら低温でかけるのがポイントです。アイロンの温度が下がらない場合は当て布を使い、素材にダメージを与えないように注意しましょう。

「お手入れをしてもなかなかメガネがきれいにならない」「いつの間にかレンズに細かい傷がついている」といった人は、メガネ拭きをぬるめのお湯と中性洗剤で手洗いしてみてください。効果が実感できたら、週1度ほどの洗濯を習慣にするとよいでしょう。長くメガネを使っていくうえで、メガネ拭きの清潔さを保つことも重要です。

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