お気に入りのサングラスを、
長くキレイに使うためのポイントは?
2022.10.03
眩しさ軽減や紫外線対策はもちろん、ファッションアイテムとして1年中愛用する人も増えてきた「サングラス」。しかし、メガネと比べてサングラスのお手入れを忘れがちな人は意外と多いもの。今回は、大切なサングラスを少しでも長く、キレイに愛用するために知っておきたいポイントをまとめてお伝えします。
雑貨店でもリーズナブルに購入できるサングラスですが、その多くがメガネと同じような方法で生産されています。用途によって品質の差はありますが、鋳型に樹脂素材を流し込んで作られる「インジェクション製法」のフレームや、メガネと同じように細かい工程を経て「ハンドメイド」で作られているサングラスフレームもあります。
インジェクション製法のフレームは、度付き想定ではなく安価なものから、スポーツ時に最適な人気ブランドのアイテムまで様々な展開があります。パーツを組み合わせて作られるハンドメイドのサングラスは、手間もかかるため品質にこだわった商品が多くあります。
サングラスを購入する際には、「品質表示タグ」を確認するようにしましょう。このタグには、レンズに関する情報が記載されています。
目の健康を守るためにも、必ず「紫外線(UV)カット加工」が施されている商品を選びましょう。市場には、レンズに色が付けられただけのサングラスもあるため、品質表示タグを確認することが大切です。
タグには、光の量を数値化した「可視光線透過率」や「紫外線透過率」が表示されています。「可視光線透過率」は、0〜100%の数値で記され、数値が低いほど光をカットしてくれます。一般的には、30〜50%程度がおすすめです。日中、夜間など使用する時間帯によっても必要な可視光線透過率は変わってくるので、利用シーンに合わせて選ぶようにしましょう。
また「紫外線透過率」も、1.0%など数値が表示されています。この場合、99%紫外線をカットしてくれる意味になります。
ここ数年は夏場もマスク生活の人が増えたため、薄めのカラーレンズがトレンドです。様々なカラーが販売され、選ぶ楽しみも増えましたが、レンズカラーやフレームデザインだけで選ぶのではなく「品質表示タグ」も必ず確認するようにしましょう。
夏シーズンに使うことの多いサングラスは、解放的な気分と共に、メガネより雑に扱われがち。夏場の車内に放置していたり、レジャーシートの上にそのまま置いていたり、洋服の首元にかけたり……。知らず知らずのうちに、サングラスにダメージを与えているかもしれません。
ここからは、よくやってしまいがちなサングラスの保管方法を取り上げ、それが○か×かを回答します。正しい保管方法も紹介しますので、クイズを解くように読んでみてください。
サングラスのお手入れ方法は、メガネと同じです。しかし、海辺で使ったり、アウトドアで使ったりする機会も多いため、使用後は必ず水洗いをして、汗による皮脂汚れや、サングラスについたホコリや砂などを落としましょう。
1日使ったサングラスは、帰宅後にお手入れすることをおすすめしています。特殊なフレーム(べっ甲や木材)以外は、水洗いが可能です。夏場は水洗いだけでは落ちにくい汗や皮脂汚れも付着します。中性洗剤を使って、しっかりとお手入れしましょう。
【お手入れの手順】
1)メガネの表面についたホコリを水で洗い流す
2)洗面器に水を張り、中性洗剤を数滴たらし、かきまぜる
3)指の腹で丁寧に洗う
4)ティッシュペーパーなど柔らかい素材で水分を拭き取る
5)メガネクロスで仕上げ拭き
皮脂汚れが気にならない場合は、水洗いでも構いません。傷つきの原因となる、ホコリや砂などを洗い落とすことが大切です。
お手入れは、お湯ではなく水で行うようにしましょう。お湯ではレンズコーティングが剥がれてしまうことがあるため、水で洗浄します。薄めた中性洗剤を使うことで、皮脂汚れもスッキリ落とせるので、快適に使うことができますよ。
外出先でレンズやフレームの汚れが気になった場合は、使い捨てのメガネクロスやメガネクリーナーでのお手入れがおすすめです。
ことあるごとに拭いてキレイにしたくなってしまいますが、レンズにホコリや砂がついていないか確認することをお忘れなく。砂があるまま擦ってしまうと、摩擦でレンズに傷ができてしまうため、注意が必要です。
「もう今シーズンは使わない」となったサングラスは、中性洗剤を使いしっかりと皮脂汚れも落とした状態で保管しましょう。前途したように、車の中に置いたままにしたり、カバンや棚に直接入れたりするのではなく、メガネケースに入れて、室内で保管しましょう。
またパリミキ店舗では、メガネと同様にサングラスのメンテナンスも行なっています。久しぶりに使うサングラスのフィッティングやクリーニングなどもお気軽にご相談ください。日頃の使い方とお手入れ方法を把握し、大切なサングラスを長く愛用していきましょう。
(取材:文=つるたちかこ / 編集=ノオト)
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