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度数が強いメガネをつくるなら? レンズやフレームについて知っておきたいこと

2023.05.29

フレーム レンズ

強い近視の方は、メガネを作る際にどんな点に注意するとよいのでしょうか。メガネレンズやフレームの選び方、かけ心地やフィット感など、度が強くても快適で自分らしいメガネをつくるための方法についてお伝えします。

強い度数のメガネを作る場合、レンズ、そしてフレームはどのように選ぶとよいのでしょうか。

近視の矯正に使用するメガネレンズは、中央から外周にかけて厚くなる構造で、度数が強くなるとレンズの周辺部がより厚くなっていきます。

コンタクトレンズの場合は、度数による厚みの違いを感じることはほとんどありませんが、メガネレンズは度数によって厚みが変わるため、できあがったメガネの見栄えや重さ、かけ具合などに影響を与えることがあります。

強い度数の場合、まずは薄型のレンズを選ぶことが大切です。レンズの屈折率が大きいほどレンズは薄型になります。同じ度数でも薄型のものを使用することで、レンズの厚みをより抑えることができます。

また非球面設計レンズもおすすめです。非球面設計はレンズを薄くできるだけでなく、周辺部に発生しがちな視界の歪みを軽減することができます。強い度数の場合、薄型と非球面設計の組み合わせで、よりかけ心地のよいメガネを作ることができるでしょう。

近視用のメガネレンズは、周辺部が厚くなります。そのため大きいフレームを選択すると、それだけレンズの厚みが目立つように。また周辺部の視界のゆがみやにじみなども感じやすくなる場合があります。

そうした影響を抑えるためには、なるべく小ぶりなフレームを選ぶのがおすすめです。デザインもティアドロップのようなデザインよりも、ボストンやラウンドタイプが向いています。

薄型で非球面設計のレンズ、そして小ぶりのフレームを選ぶことで、顔の輪郭がレンズを通した部分の内側に入ってしまう状態なども軽減させることができ、度数の強いメガネの問題点を低減することができます。

「目が小さく見えない」フレームの選び方は、以下の記事も参考にしてみてください。

とはいっても、沢山ある種類のなかから自分の希望にあったレンズやフレームを選択するのはなかなか難しいもの。そのような時にはぜひ店舗のスタッフに声をかけてください。希望の見え方を伝えて、さらに今のメガネの悩みなども相談しながら決めると、より自分の好みに近いメガネを作ることができるでしょう。

フレームやレンズの選び方に加えて、メガネを作るときに気をつけておきたいことを3つほどご紹介します。

初めて行く店舗で新しいメガネを作る場合、これまで使ってきたメガネやコンタクトレンズをご持参いただくのがおすすめです。コンタクトレンズは度数のわかるパッケージなどを持参すればOKです。

「今の度数のままでメガネを新しくしたい」「印象をあまり変えないようなフレームにしたい」「メガネを新しくしたい!」など、様々なご要望をお伝えください。ご希望を直接伝えることで、お店の人も提案がしやすくなります。

度数の強いメガネをかけるときは、「ちゃんと瞳とレンズの中心があうようにフィッティングされているか」がとても重要です。

瞳とレンズの中心がずれていたり、目とレンズの間の距離が離れすぎていたりすると、かけ心地が悪くなるだけではなく、違和感がでてきたり、場合によっては目の疲れの原因になることがあります。これでは、せっかく良いレンズを使っていてもそのメリットを十分に得られません。

度数の強いメガネをかけている人ほど、「より自分にフィットした」メガネであることが求められます。

メガネのフィッティングは、ひとりひとりに合わせた調整が必要です。近くや遠くを見た時、屋内や屋外での見え方、実際に歩いて見た時に違和感がでないよう、お店の人とも相談しつつ、フィッティングを行いましょう。メガネはあなただけのオーダーメイドな商品なのです。

買った当初は問題なくても、メガネを使い続けているとネジが緩んだりフレームが傾いてきたりします。

メガネは毎日使うもの。ちょっとしたズレでも、日常生活にストレスを与えてしまいます。何かメガネで気になることがあれば、ご自分で直すのではなく販売店のアフターサービスを活用しましょう。

パリミキでは、お客様のメガネの度数やライフスタイルに合わせて細やかな視力検査・レンズ・フレームのご提案を行なっています。

これまでメガネ選びを失敗した経験があったり、メガネにお悩みを抱えていたりする方はぜひ一度パリミキへお越しください。最新のレンズやお客様にぴったりのフレームをご提案いたします。自分らしいメガネで快適な毎日を過ごしましょう。

(取材:文=つるたちかこ / 編集=ノオト)

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