「近くが見えにくいのは老眼?」「乱視って何?」など、見え方に関するよくあるご質問にお答えしております。
- 老眼とはどういった状態のことなのでしょうか。近視、遠視とは違うのですか?
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老眼は加齢に伴い目の筋力や水晶体の弾力性が低下することで、近くを見る際のピント調節がしづらくなる目の状態のことです。
近視は遠くの対象にピントが合いにくい目で、遠視は遠くにも近くにもピントが合わず疲れやすい目のことをいいます。
近視や遠視は多くの場合、水晶体などの屈折異常のことですが、老眼は目の筋力の衰えなどによるピント調節機能の低下になります。
- メガネを掛けると、目が悪くなるって本当ですか?
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メガネを掛けると悪くなるということはありません。
ただ、メガネを掛けることで以前よりもはっきり見える状態を知ってしまうため、目が悪くなったと感じることがあります。
- 近視のメガネを掛けると度が進むのですか?
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目によく合ったメガネでは、度が進むことはないといわれています。
ただし、生まれ持った目の性質や、近くを見続ける環境などにより度数が進行する場合もございます。
お子様の場合でしたら、メガネを掛け始める時期と近視が進行する時期が重なってしまい、目が悪くなると思われることもありますが、基本的には関係性はないといわれています。
- 小さい子にはメガネを掛けさせない方が良いのですか?
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小さいお子様の場合は、大きく分けて2つの理由からメガネの処方箋が出されることがあります。
1つ目は、近視や乱視による視力低下で、メガネを掛けてよく見えるようにするためです。常に使用するのではなく、必要なときのみ使う場合もあります。
この場合、状況に応じて掛け外しをしていただいても大丈夫ですが、見えにくいときは普段から目を細めてみるクセがついてしまいます。
そのため、常時掛けているほうが、目の負担も軽減されます。2つ目は、視力の正常な発達を助けるメガネを処方する場合です。生後視力は徐々に発達し3~5歳頃までに完成するといわれていますが、強い遠視や乱視があると視力の発達が抑制され視力が上がりにくくなることがあります。
特に片目だけにそれがあると、両目で対象を立体的に見ることができなくなります。
視力の発達に関わる重要なことですので、極力外さず眼科の指示に従ってください。
- 近くが見えにくいのは老眼ですか?
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40歳を過ぎて近くが見えにくくなってきたときは、老眼が考えられます。
老眼とは、加齢に伴い目の筋力や水晶体の弾力性が低下することで、近くをみる際のピント調節がしづらくなる目の状態のことです。また、20歳、30歳代でも、パソコンやスマホを長時間使用した影響で、最近では近くが見づらいという方が多くなっています。
その他には、ピント合わせの機能に問題があったり、近くを見るために両目の視線を寄せる機能の問題も考えられます。
店舗にて視力測定の上、お客様にあったアドバイスをいたします。
- 近視は老眼にならないと聞いたけど本当ですか?
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老眼は目の調節機能が低下することですので、近視の方も加齢とともに老眼になってしまいます。
目安として、遠くがよく見えるメガネを掛けた際に、近く(30~40cm)のピントが合わせづらくなっていれば老眼の可能性があります。
近視の方はメガネを外せば近くが見えるので、質問のように誤解されることがあります。店舗では視力測定を含めた無料相談を行っていますので、詳しくお知りになりたい場合はぜひご利用くださいませ。
- 遠視と老眼はどう違うのですか?
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遠視とは、『調節(ピント合わせ)を休めたとき、遠くからの光が網膜の後方にピントを結ぶ屈折異常』のことです。
一方、老眼は、『加齢に伴い目の筋力や水晶体の弾力性が低下することで、近くをみる際のピント調節がしづらくなる目の状態のこと』をいいます。老眼が近くのみが見えづらいのに対し、遠視の場合は遠く・近くともにピントを合わせづらく、目が疲れやすくなります。若い方は目のピント調節力が十分あるため遠くも近くも見えますが、ピント調節力が衰えた状態では両方とも見えづらくなります。
遠視も老眼も、視力矯正するには凸レンズ(レンズ中心部が膨らんだレンズ)を用いるため混同されがちですが、矯正する目的は別のものです。老眼鏡は近くにピントが合うように矯正するために調整します。そのため、遠くは見えずらくなる場合が多くなります。
遠視を矯正する場合は、遠くを見やすくしたり、疲れを軽減したりする目的がほとんどです。
- 老眼鏡を掛けると度が進みやすいのですか?
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老眼鏡を掛けることで、度数が進むということはありません。
老眼とは、加齢に伴い目の筋力や水晶体の弾力性が低下することで、近くを見る際のピント調整がしづらくなる目の状態を指し、これは誰にでも起こる一種の老化現象になります。進行する大きな要因は、老眼鏡を使い始める40~50歳前後から60代にかけて、目の筋力やピント調節の機能が低下し続けるためです。
特にメガネをされていない方は、メガネを掛け始めた時期と重なるのでそう思われることが多いようです。実際は『メガネを掛けたから目が悪くなる』のではなく、『調節機能が低下したので、再度度数を調整する必要がある』という状態です。
また老眼鏡をかけると無理をしなくても近くがよく見えるため、老眼鏡を掛ける前に見えていた状態が、実はボヤけていたことに気がつくために、悪くなったと感じる方が多くいらっしゃいます。
老眼鏡を使わないことで進行を抑えられればとお考えお客様もいらっしゃいます。
目のピント調節力を司る筋肉の衰えなど、生理的な要因が近くが見にくくなる原因ですので、無理に目をこらして長時間近くを見ていると疲れ目を助長し、さらに目に負担をかけてしまいます。不便が生じたときには、適正な度数に合わせた手元用のメガネを使用されることをおすすめいたします。
- 既製老眼鏡は目に悪いのですか?
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既製老眼鏡は、左右とも同じ度数で、レンズの中心やフレームサイズも平均値で作成された簡易的なものです。
少しの時間使用する場合や、予備用に置いておくことには大変なメリットがあります。
しかし、ただ『見える』ことと、『疲れにくく快適に見える』ことは少し違うと考えています。快適に見えるメガネのためには次のことが大切です。
- レンズの度数が両目ともに目に合っていること
- 左右のレンズの中心(度数の中心)と、目(瞳孔)の中心が合っていること
- メガネの枠が顔にフィットして正しい位置にかけられていること
特に左右の視力が違う方、片目で近方を見た際に差がある方、乱視がある方などは、既製老眼鏡は疲れやすいといわれています。30分以上を快適に使用したい場合は、視力測定をし、きちんと合わせたメガネをおすすめいたします。
- 乱視って何ですか?
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乱視とは、目に入ってくる光が一点にピントを結ばず、ものがにじんだり、ぼやけて見える目のことをいいます。
近視や遠視と同じく目の屈折異常の1つですが、近視や遠視がピントの位置が網膜の前後にずれているのに対し、乱視は、多くの場合角膜の方向によって屈折が異なり、一点にピントを結ぶことができなくなります。
乱視の影響は軽度であれば夜に出やすく、夜間の運転で遠くがにじんで見えにくくなったりします。
その他の影響では、にじんだ見え方を調整しようと目のピント合わせが働くため疲れやすくなったり、乱視が強くなると、遠くも近くも裸眼では見えにくくなってきます。
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