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パリミキPersonal Directionを体験。自分にあった「最適視界」でメガネをつくろう!

2025.01.27

フレーム

パリミキが行った調査(40~50代の男女1,000人を対象にした「視力とライフスタイルに関する意識調査」)では、40〜50代のなんと8割が「目の見え方に不具合」を感じているそうです。それにも関わらず、(不具合を感じている人の)およそ7割が「何も対処をしていない」のだとか。

そんな「見え方にお悩みの方」に向けて、パリミキが新しく提供するサービスが最適視界カウンセリング「Personal Direction(パーソナルディレクション)」です。

趣味や仕事、リラックスタイムなど、それぞれのシチュエーションによって「最適な見え方」は異なります。仕事でパソコンを使うことが多いのであれば「手元から中距離」、運転をすることが多いのであれば「遠距離から中距離」が、その方にとっての最適視界。そんな一人ひとりの「最適視界」をメガネ選びで実現するのが、最適視界カウンセリング「Personal Direction」の目的です。

パリミキの「Personal Direction」では、どのように「最適視界」を提案してもらえるのでしょう? 見え方やメガネのどんなアドバイスを受けられるのか、パリミキのお店で体験してきました。

カウンセリングをもとに「最適視界」を具体的に

店長の嶋さんにご対応いただきました

——本日はよろしくお願いいたします! 実はもう何年も同じメガネで生活していて、もはや「見えにくいかどうか」も、よくわからなくなっている状態なんですが……。

嶋:そういったお客様もたくさんいらっしゃいますよ。自分の見え方は自分でしかわからないので、悩む方も多いんです。今日は30分から1時間ほどじっくり時間をかけて、最適な視界を一緒に見つけていきましょう。

カウンセリングは「ノートパソコン」や「車の運転」など、それぞれの用途に対して「その用途を、どのくらい優先するか」を考えてランク付けしていく

嶋:「Personal Direction」では、最初に見え方についての「カウンセリング」をしていきます。簡単なアンケートですので、このタブレットを使って答えていただけますか?

——わかりました! ここでは、何を見ているのでしょうか?

嶋:お客様それぞれのライフスタイルの中で、どの距離を見ることが多いのか、また今のメガネや見え方にどういった不満をお持ちなのかを明確にしています。そして、その方にどんなメガネが必要なのか、より具体的にしていくんです。

例えば、メガネを使うシチュエーションでも「どんな距離を重視したいか」は人によって異なりますよね。同じ視力の方でも、「車を運転するとき」と「読書をしたいとき」では、必要な見え方は違います。その方のライフスタイルにあったメガネをご提案するため、「何をするためにメガネを使いたいのか」はとても重要なんですよ。

視力検査中……。「Personal Direction」でも、視力検査の内容は一般的な測定と大きく変わりはないそう

——カウンセリングの記入が終わりました! いかがでしょうか?

嶋:ふむふむ……。つるたさんは「パソコンやスマホを使うとき」の見え方を重視されているんですね。他には「車の運転」の優先度も高く設定されていらっしゃいますが。

——そうなんです。実は近々運転免許を取る予定で、今のメガネで車を運転しても大丈夫なのか、ちょっと気になっていて。

嶋:なるほど。他に見え方でお悩みのことはありますか?

——メガネ自体に違和感は無いのですが、常にパソコンを使っているので、とにかく「目の疲れ」が気になります。「視力が落ちた?」とか「もしかして、老眼?」と思うことも増えてきていて。

嶋:わかりました、ありがとうございます。それでは、つるたさんの今の見え方とこのメガネが合っているのか、次の「視力測定」で、詳しく調べてみましょうか。

——お願いします!

視力測定を受け、視界の分析へ

——丁寧な測定、ありがとうございました!

嶋:お疲れさまでした! 「Personal Direction」では、測定の後に「視力状況」をお伝えする時間を設けて、測定結果をはじめとしたお客様の「今の見え方」をご説明します。

測定の結果は、最後に手渡されるカウンセリングシートでも確認可能。左右それぞれの視力や乱視の有無はもちろん、「ピント調節力」「見たい近見距離に必要な調節力」等の項目も

その次は、お客様の「視界分析」を行っていきます。視力測定とカウンセリングの結果と照らし合わせながら、お悩みの原因を分析、特定していくプロセスですね。

カウンセリング時のお話だと、つるたさんは「車の運転時の見え方」と「デスクワーク時の目の疲れ」にお困りでしたよね。

——おっしゃる通りです。今のメガネを使い続けても大丈夫なのでしょうか?

嶋:視力検査と一緒に今ご使用されているメガネの度数をチェックいたしましたが、このメガネは「遠くを見るため」の度数で作られているようでした。なので、車の運転はこれが担うことになると思います。

であれば、今使っている「遠くを見るためのメガネ」に加えて、気にされている「デスクワーク」用として、手元が見えやすいメガネがもうひとつあるといいかもしれませんね。

——「デスクワーク用のメガネ」? 初めて聞きました。どんなメガネなのでしょう。

嶋:一般的にメガネを作る際は、遠くが見えやすいようにレンズの度数を設定します。具体的には、メガネをかけた状態の視力が「だいたい1.0」になるようにされていることがほとんど。この「視力1.0」というのは、5m離れて、直径7.5ミリの視力測定用の“輪”の1.5mmの切れ目がわかる視力です。つまり「遠くがちゃんと見えている」状態なんですね。

ご提案したい「デスクワーク用のメガネ」は、「20cm〜1m」の範囲を見るためのものです。つるたさんはお家でお仕事されることが多いそうなので、パソコンやスマホを見たいのであれば、今掛けているメガネよりも手元を見えやすくしたメガネのほうが、より目に優しい「最適視界」が得られると思うんです。

実は視力測定のなかで行っていた、「普段パソコン画面を見ているときの距離」のチェック。対象物との距離が、レンズの度数を決めるのにとても重要

——どうして、デスクワーク用メガネが「目に優しい」のでしょう? なんとなく、遠くまで見えたほうがお得な気がするのですが……。

嶋:人の眼には「ピントを調整する筋肉」があります。近くを見るときは、その筋肉が収縮することで、手元にピントを合わせているんですね。

そして今つるたさんがお持ちのメガネは、遠くの場所に自然と目のピントが合うように設計されているメガネです。ですので、そのメガネで手元を見ようとすると、ピントの移動距離が多くなるため、目の筋肉により大きな負荷がかかってしまうんですよ。

長時間手元を見続けたら、筋肉に負荷がかかる時間もそれだけ長くなりますよね。これが、「目の疲れ」を感じる原因になります。そこで「仕事中に必要な距離」に的を絞ったメガネをかけて、眼への負担を軽減させてあげるんです。

モニターのあとは、「普段スマホを見ている距離」も測ってもらいました。結果は26cm。「結構、近いですね(笑)」と嶋店長

ご提案したいデスクワーク用のメガネは、「お仕事の間、主に見ている距離に合わせたメガネ」です。遠くは見えにくくなってしまいますが、周囲20cm〜1mがより楽に見えるようになるはずですよ。

——なるほど! 「目の筋肉に無理をさせなくても、見たいところが見える」ように調整したメガネ、ということですね。

レンズを試しながら「自分に合った最適視界」を探る

デスクワーク用メガネをかけた瞬間、あまりの自然さに「これでいいじゃないですかっ!」と驚いている筆者。しかし「遠く」は見えにくいため、立ち歩きには注意が必要

——普段より近くが楽に見えるメガネ、とても気になってきました。

嶋:では早速、次のプロセス「視界プラン」のご提案に移りましょう。その方の最適視界に合わせて設計したレンズを、実際にご体験いただく時間ですね。

つるたさんに合わせて度数を設定した「デスクワーク用メガネ」が、こちらです。このメガネは、「20cm〜1m」の範囲を見るために度数を調整しています。スマホを見たり、デスクトップパソコンで作業したりするのにとても楽だと思いますよ。いかがでしょうか?

——(手元のスマホを見ながら)おお、とても楽に見えます……! 「余計な負担がなく、自然に画面を見ることができる」というか。

嶋:それはよかったです! いまご体験いただいているのが、先ほどお伝えした「必要な距離が、より楽に見えている」感覚です。

測定結果から、カバーされていない距離が見えるように度数を調整してくれる嶋さん

——でも、店内の商品やポスターはちょっと見にくいですね。ちょっと立ち歩いたり、デスクワーク中でもモニターまでの距離が離れてしまったりすると、「見えない」範囲が気になるかもしれません。

嶋:あくまで「手元」を見るための度数にしたメガネですので、当然そう感じられると思います。このメガネで屋外に出るのは危険ですので、絶対にやめてくださいね。

ではもう少し見える範囲を広げて、「室内で必要な視界」をカバーできるメガネへ調節してみましょう。こちらはいかがですか?

「近くの文字を見る時に圧迫感がないか?」を確認中。人によって見え方の好みも異なるため、「楽で心地よい『最適視界』を探ることが大切」とのこと

——あ、さっきより遠くが見えるようになりました! ただ、今使っているメガネと比べるとやっぱり遠くは見えにくいかな? 車の運転には不安かもしれません。

嶋:そうですよね。今のメガネでは「手元20cm〜3m」を見えやすくしています。車の運転はできませんが、家でテレビを見たり家事をしたりするには、これくらいの距離をカバーしているのが良いですね。

目の筋肉をたくさん使わなくても見たいものは見えるので、これも楽に過ごせるメガネだと思いますよ。一方で、近いところ「だけ」を見ればいいのであれば、それ専用に調整した「デスクワーク用」のほうが楽に感じられると思います。

嶋:「デスクワーク用」と「家の中用」、2種類の視界プランを試していただきましたが、つるたさんがご希望の見え方に近いのはどちらでしたか?

——今使っているメガネとの併用を考えたら、「デスクワーク用のメガネ」がしっくり来ました! パソコンで長時間作業することも多いので、目の負担も少なくできるのはありがたいですね。

嶋:つるたさんのようにパソコンを多用する方には「ブルーライトカット」のレンズを使っていただくと、より目の負担を減らすことができますよ。

レンズって本当にいろんな種類があるのですが、「ブルーライトカット」は、モニターからの刺激が強い光を軽減してくれるレンズです。日頃からパソコンやスマホ、ゲーム機器などで長時間、光を多く見ている方はぜひ使っていただきたいですね。

——おすすめのレンズまで教えていただけるとは……! パソコン作業だけでなく、ゲームやドラマ鑑賞でモニターを見ている時間が長いので、とてもありがたいです。

カウンセリングで、よりメガネを好きになってもらえたら

「どんな見え方のメガネが欲しいのか? じっくり考えることで、もっとメガネを好きになっていただけるはず」(嶋さん)

——カウンセリングを通して、これまで考えたことが無かったようなメガネをご提案いただいて、とても驚いてしまいました。

嶋:今回の場合、つるたさんは「今のメガネも違和感はない」とのことだったので、普段遣いのメガネはそのままで、ご自身の使い方にあわせた、もう1種類のメガネをご提案したいと思いました。

そしてカウンセリングを通じて「スマホやパソコンを見る時間が長い」ということがわかったので、心地よい見え方を感じていただくためには仕事で使用するメガネが一番なのでは、と考えたんです。必要以上に目の筋肉を使うことがなくなるので、少しずつ目の疲れも軽減できると思いますよ。

——そこまで考えてご提案いただいていたとは……。これまでカウンセリングを行った方には、どんな視界をご提案しているのでしょうか?

嶋:その方の悩みによって、提案できることは本当に様々なんですよ。なんとなく今の視界に不満がある人、遠近両用を作ろうと思っているけれどどれくらいの視力にするのがいいか判断がつかない人、スポーツ用のメガネが欲しい人など、お客様のライフスタイルにあった視界をご提案しています。

自分にぴったりなメガネを使える様になれば、QOLも上がって、日々の生活も楽しくなりますからね。

——これまで「メガネとは、遠くを見るためのもの」と考えていたのですが……。カウンセリングを受けて、「自分にとって心地よい最適視界」を作るためにメガネを選びたいなと思いました。

嶋:そう感じていただけてうれしいです。

パリミキでは、「お客様お一人おひとりにお合わせたメガネ」をお作りすることを常に心がけています。お客様の見え方は、お客様にしかわからないもの。「Personal Direction」を通じて、ご自身の生活と「見ること」の関係をあらためて考えて、メガネを楽しく使っていただきたいですね。

——本日は、ありがとうございました!

最適視界カウンセリングを、お店で体験

最適視界カウンセリング「Personal Direction」は、近くのパリミキのお店で受けることができます。

じっくりカウンセリングを受けたい方は、お近くの店舗へ「ご来店予約」がおすすめ。今の視力が気になってきた、ライフスタイルにあったメガネがほしいなど、見え方にお困りの方はぜひお店までお越しください。

  • 取材:文=つるたちかこ
  • 写真=舛元清香
  • 編集=伊藤駿(ノオト)
掲載の商品は記事の公開および更新時点の情報です。

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