近くのものを見る時に使用する「老眼鏡」にも、いくつか種類があることをご存知でしょうか？　それが、すでに度数とフレームが決まっている「既製老眼鏡」と、好きなフレームで自分の視力に合った老眼鏡をつくれる「オーダーメイド老眼鏡」の2つ。

既製老眼鏡とオーダーメイド老眼鏡、それぞれどういった特性があり、どのような使い方に向いているのでしょうか？

「既製老眼鏡」とは、メガネショップや雑貨店などでも販売されている、左右に同じ度数のレンズが入っている老眼鏡のことです。「+1.00」や「+2.00」などそれぞれの度数のメガネが販売されており、自分の度数に近いものを選んで購入できます。

オーダーメイド老眼鏡と比べ低価格なため、手軽に購入できるのが大きなメリットです。

お試しで老眼鏡を使ってみたい方だけでなく、コンビニや雑貨店、100円ショップでも購入できるため、旅行中や外出先など急遽老眼鏡が必要になった方、自宅に忘れてしまった時でも手軽に入手することができます。

初めて「既製老眼鏡」を購入する際は、販売店にあるサンプルのメガネを実際にかけてみて、「見え方」を確認したうえで購入するのがおすすめ。普段コンタクトレンズを使っている人は、コンタクトレンズのうえから老眼鏡をかけて、手元の見え方をチェックしましょう。

「オーダーメイド老眼鏡」は、自分の好きなフレームに、自分の度数にあったレンズを組み合わせて作った老眼鏡のこと。メガネショップでのみ作成・購入できる、レンズの度数とフレームをお客様ごとに調整した、まさに「自分だけのメガネ」です。

そして「遠近両用」「中近両用」等のレンズを使用することで、自分の使い方や目的にあわせて老眼鏡を作れるのが、オーダーメイドの大きなメリットです。

この強みから、手芸や「演奏中に楽譜を見たい」といった、生活のなかで広めの視野が必要な方や長時間の読書を楽しみたい方、もしくは「目的に合わせてメガネを何度もかけ外すのが面倒」という方は、オーダーメイド老眼鏡が便利に活用できるはずです。

他にも、メガネフレームを自分で選べることから、「TPOに合わせた老眼鏡がほしい」という方にもぴったり。カジュアルな普段遣い用からシックなビジネス用まで、ライフスタイルに合わせて老眼鏡を楽しむことができます。

手軽に使える「既製老眼鏡」と自分だけの老眼鏡である「オーダーメイド老眼鏡」についてご紹介してきました。それぞれのメリットをみながら自分にぴったりの老眼鏡を使っていきましょう。

老眼は年齢とともに進行していきます。見え方が気になってきた方は、まずは眼科で検診を受けてみましょう。ご自身の視力を理解しておくことで、今の自分に必要なメガネがわかります。自分の見え方の変化に気付くのが難しいこともありますが、「見えにくさ」を感じたら早めに眼科を受診しましょう。

パリミキでは、「既製老眼鏡」「オーダーメイド老眼鏡」のどちらもお取り扱いをしています。ご予算やライフスタイルに合わせたご提案をいたしますので、見え方に困ったり、老眼鏡の選び方に悩んだりしたときは、お気軽にパリミキまでお越しください。

取材・文＝つるたちかこ／写真（トップ画像のみ）＝舛元清香／編集＝伊藤 駿（ノオト）